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2010年5月

2010年5月31日 (月)

とくとくとく

今日、5月31日は、T保育園児の参拝日でした。

実は、予定していた参拝日が雨で流れ、ようやく今日の良い日にめぐりあいました。

このクラスになって「2回目の参拝」とはいえ、T保育園児の参拝は今年で5年目になるので、先輩のお兄さん、お姉さんたちから聞いているのか、園児の皆さん本当にお行儀がいいのに感心です。

さて、今日は先月のおさらいです。

みんな先月の参拝をよく覚えていて、お家の人にだっこしてもらう宿題を出しておりました。

ほとんどの子が「だっこしてもらったよ」と答えてくれました。

中には「恥ずかしいもん」と答える子がいて、「エッ!もうその年で?」とビックリさせられました。

  大きくなって
  抱きしめてほしくても
  言えなくなるのに・・・

  今、この時になって「ヨシヨシ」と
  頭でも撫でてもらってほしいほどです

気持ち悪いって?・・これでも悩める「 オ ト メ 」なのです。

そして今日は、絵本「とく とく とく」を読みました。

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この「とく とく とく」とは、いのちの音=心臓の音のことです。(違った意味を想像していたアナタ、残念でした)

静かに耳をすますと、花や、魚や、いろいろなものの「いのちの音」が聞こえてくるでしょう!

みんなの命の音、心臓の音を聞いてみようと、お互いが胸に耳をあてて聴きあいました。

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今夜もきっと各家で「いのちの音」を聞きあってくれていることでしょう。

今日のご参拝のご縁は、「若返りの一時」でした。

2010年5月30日 (日)

孫まごしました

本日、長男がお世話になっているS寺の「親鸞聖人750回忌御待ち受け法要」の稚児行列に「孫の付き添い」でお参りしてきました。

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11ケ月の孫が、どれだけぐずるのか心配しておりましたが、訳の分からないうちにお化粧も終わり、待ち時間も車の中で過ごし、行列の出発を待ちました。

稚児は250名ということですから、私のような付き添いも含め7~800名は、稚児行列に参加されたことになります。

さて、出発の時間がきても「整列」の号令はありませんし、どこから出発するやらの「案内」もありません。

係員らしき人も現れず、「こーんなだんご状態で大丈夫なの?」と、こちらが心配するほどでした。

ところが、最前列の樂人が演奏し、歩き出すと、その動きにそって順序よく大きな群れがそれなりに動きだします。

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最初から列を整えていては、拡声器を使ってどんなに大きな音量で案内しても、きっと無理だったでしょう。

また、無駄な労力だったでしょう。

あれだけの人数が、30分足らずの時間で参拝できてしまうのですから、ほーんと「すごい」の一言でした。

無事、お参りし、組内ご法中による荘厳なるお勤めのご縁にも会い、若坊守と3人で帰路に着きました。

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いつものことながら「準備」と「お世話」が、一番大変なお仕事です。

皆さんの力がひとつになって、はじめて行事が成功するといえます。

お陰様で、孫とべったりの楽しいひと時を過ごせました。そして、名残惜しく、健やかに育つことを念じ、一人自坊に帰って来ました。

また、おばあちゃんしてこようっと happy01

2010年5月23日 (日)

叩けば響く

本日、勝山市市民会館にて、午後1時~5時まで「勝山壮年会連合会50周年記念大会」が開催されました。

セレモニーでは「OTAIKO座明神」による太鼓演奏があり、その前座には、地元の勝山高校の太鼓が花を添えてくれました。

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勝山高校の太鼓は、平成19年の全国総合文化祭で、なんと優勝を果たした腕前であります。

今年も、この夏に宮崎県で開かれる全国大会への出場が決まっているそうです。

全国大会へ向けて「OTAIKO座明神」の指導のもと、新曲「夏の左義長」の練習に励んでいるそうで、今回は2曲を披露してくれました。

躍動的で、とても素晴らしい演奏でした。

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式典後の記念講演は、評論家の坪川常春氏でした。

講演では「皇室の裏話」や「政治の話」など、興味深い話題が次から次へと飛び出し、すっかり聞き入ってしまいました。

肝心の「地域社会における壮年の役割」ですが、家庭も、地域も、ここという時に支えているのは「壮年の底力だ」ということがわかりました。

とてもよい勉強となった大会でした。

2010年5月22日 (土)

RSSフィード

現在、拙ブログにて、他のブログの最新記事をサイドバーに表示する「RSSフィード」に「表示されないブログ」があります。

これまで支障なく、全ての選択したブログの「最新記事を表示」していたのですが、ここ最近、表示されなくなりました。

5月21日、ブログ作成、及び、公開サービスを運営する「ミテネインターネット株式会社」へ問い合わせし、原因を調べてもらっています。

ご不便をおかけいたしますが、復旧まで今しばらくお待ちくださいませ。

2010年5月21日 (金)

魅せられて

19日(水曜日)より20日(木曜日)の2日間、拙寺の永代経法要が無事勤まりました。

19日は雨でしたが、20日は何とか天気も持ち直し、「本堂の中も過ごし安かったのでは」と思います。

20日の午後は、ハープの演奏から法要が始まりました。

昨年、坊守移動教室の際に聞いたハープの音色が忘れられず、H氏に永代経法要での演奏をお願いいたしました。

H氏は快く引き受けてくださり、厚かましくも「仏教讃歌の演奏」までお願いし、その上に「H氏の伴奏で歌おう」などと計画し、どうせならと「友達2人にハーモニー」を奏でてもらいました。

当日は、ぶっつけ本番に近い状態で、ヒヤヒヤでしたが、なんとか聞いていただけるレベルだったと思います。

思った通り、ハープの音色は郷愁を誘い、心に響き、心が浄化される思いがしました。まるで「本堂がお浄土を思わせる」、そんな空間にも思えました。

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そんな中で聞くお説法は、「お浄土で迦陵頻伽が奏でている」かの如くでした。
  (ちょっといいすぎかな)

しかし、「仏法は毛穴から」というように、全身の五感を通して入ってくるものなのですよね。

岐阜のT師が分かりやすく、身近な喩え話を交えながら「往生の意味」、「正定聚不退転の意味」などをお取り次ぎしてくださいました。

素直に聞き取ることができました。普段お寺に足を運ばない方に、少しでも仏法を身近に感じていただけたことと思います

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そして、「私は」というと、皆さんの喜んで帰られる姿で、癒されている今日この頃です。皆さん、ようこそのお参りでした。

2010年5月16日 (日)

走れた!

本日は、見事な五月晴れです。

久し振りの快晴に、いろいろ家のこともしたいのは、やまやまなのですが、こういう日は「必ず行事が入っている」のですよね。

この日も、二年に一度の「本町4区対抗の運動会」でした。

あれほど、あれほど(雨を)願っていたのに、すばらしい青空です。覚悟を決め、朝のおにぎり作りから参加しました。

本町4区の中で「我が中後ろ区は35軒」という一番少ない軒数ではありますが、婦人会も存続し、選手選出も「全員参加」をスローガンに、地区の親睦、結束をはかっている我が地区です。

今や、地区の婦人会が無い地区も多くなってきました。もう「隣は、何をする人ぞ」は、都会のことではなくなりました。

やはり、年齢制限や、男女、子供の競技など、選手の選出は容易なことではなく、「一人が何種目も出なくてはならない」ということになります。

でも、不思議なことに、百数十軒もある他の地区が「容易に選手が決まるか」というと、そうではないらしい。

皆さん「何も私が出なくても」という心理が働くためか、また、「面倒くさいことは、避けて通ればいい」というのか、我が地区より大変なんだそうで、分からないものです。

先ずはラジオ体操からです。

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パン食い競争や、さるカニ合戦、ゲートボール入れなどの「お楽しみ種目」に、恒例の大縄跳び、綱引き、百足競争なども力が入りますが、何といっても「総力リレーが運動会の花」ですよね。

気をつけなければならないのは、「いつまでも走れる」と思って、たいした準備運動もせずに走って、足が絡まり転けてしまうケース。

見ていて、気ばかりあせって、体が、いえ、足がついていっていないのが、よく分かるのです。

今回、私も50メートルを走ることになり、陰に隠れて数日前から準備運動をやっておりました。

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やはり、「備えあれば、憂いなし」………えっ!違うかな? まっ、同じようなことでしょう。

なんとか足がまつわることなく、走りきることができました。

地区のみんなには、何もなかったように「これぐらい大したことないねえ」と、いい格好したし~ちゃんでした。

  ああよかった。次回は、走らないからね。
  でも、まだまだいけるかもしれない happy01

切れないスイカ

先日、いつもお世話になっているMさんが、「熊本のSさんから頂きました。お裾わけです」と、大きなスイカをもって来て下さいました。

もちろん「初もの」であります。

  ワッ!やった!
  現在、家族は3人だけ
  お腹いっぱい食べれるぞ

と、喜んだのですが、わたくし「貧乏性」ときています。

  ウ~ン、こんな初もの
  自分たちだけでは、もったいない
  だれだれにも、お裾わけを
  そうそう、あの方にも、お裾わけを
  いや、永代経で、皆さんに食べてもらおう

などと考えて、いまだ決心がつかない、優柔不断な私なのです。

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あああ、スイカに「完熟とり」と書いてある。おいしいうちに食べなくては dash

いつ切られるのか、この続きは、次回にこうご期待!

2010年5月14日 (金)

あばさけた?看板

福井からTご夫婦が、「遅れて申し訳ありませーん coldsweats01 」と、看板を取り付けに来てくださった。

昨年、庫裏の塀に掲示板をお願いしてから、神技的(イヤッ、仏伎的とでもいいましょうか)に「もう、報恩講には間に合いそうにもないね」と言っていた矢先に納品されるという具合でした。

掲示板は、寺町の景観にあった素敵なものに仕上げて下さって、不具合があると、夜でもご夫婦でソーッと直してくださっていたりしていました。

ご夫婦の良心的な仕事ぶりに感じ入り、「永代経と報恩講の看板もお願いしよう」ということになり、お願いしてから半年、すっかり忘れていました。

そういえば、住職が「こういう構図で」と、Tご夫婦へ看板のプランを渡していまいた。

そして、看板が出来てきてビックリ!

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思わず「ウワッ!あばさけた(この辺の方言で、どを越して派手な、華美なという意味)」と叫んでしまったほどでした。

もう出来上がってしまったのだから、とりあえず立てておきましょう。

でも、不思議、2~3日見てると、「たいして目立たないよねえ」と言い合っている今日この頃です。

この看板を見て何人の方がお参りに来て下さるでしょうか?・・・

イエ、イエー、きっとたくさん来て下さると思います。

2010年5月11日 (火)

念仏奉仕作業

本日の午後、来る5月19日~20日の永代経に向けて、婦人会の皆さんに本堂の清掃のお手伝いをお願いしました。

空模様は芳しくなく、境内の草取りはできませんでしたが、「ガラス磨き」、「座布団カバーのかけかえ」、「拭き掃除」など、一人ではなかなかできないことをしていただきました。

皆ですると、なんでか楽しく、楽にできるのが不思議ですね。アッという間に2時間が過ぎ、心なしか本堂が明るく感じるのは、気のせいだろうか。

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もちろん、作業後のお茶会が楽しみなのです。ワイワイ、ガヤガヤ、ボリボリと、こちらの方が長いかも。

なにはともあれ、気になったところは、無事終わりました。後は、こまごま寂しく一人でやりますか happy01

今回の永代経では、去年の暮に「ハープと愛読書」で共演したご縁で、「ハープのミニコンサート」をお願いしました。

とても楽しみです。最後の一曲は、仏教讃歌「念仏」を歌と共にお届したいと思っています。

この「ハープのミニコンサート」は、20日の午後1時半からです。皆様のご参拝をお待ちしています。

50年に一度のご勝縁

去る5月9日 さわやかな五月晴れのもと、蓮如上人ご旧跡の吉崎別院で、親鸞聖人750回忌大遠忌並修復慶讃法要が勤修されました。

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当日は、約280人の稚児行列と、多くの参拝者であふれ、近年にない賑わいぶりでした。

私たちも、午後からの法要に若坊守と孫と連れだってお参りしました。

本願寺派即如ご門主様ご親修の法要に、拙寺若院と親戚寺院が出勤されたことが有難く、より法要が身近に感じ入ることができました。

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以前、蓮如上人五百回忌法要の時には、住職とお手伝いをしたことがオーバーラップし、「参拝者には静かな時が流れているけれど、舞台裏は冷汗をかきながら、なんとか無事に終了することだけを願って走り回っていたこと」が思い出されました。

この度の法要も、別院ご輪番、職員の皆様方はじめ、教区を超えて石川教区の江南組、福井教区の阪北組、円陵組などの住職、坊守様方や、門信徒世話方、沢山の方々が、身を粉にして準備開催されたことと思います。

そのご苦労は、「日の目も見ずに縁の下の力で、法要を支えて下さったか」を思い図るとき、ただ、ただ、感謝せずにはおれませんでした。

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尚、ご夫婦で法要記録を始中終に渡って収録作業をされたM氏どの、本当にお疲れ様でした。