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2010年7月

2010年7月31日 (土)

りゅうくんとバーバ

先日、久しぶりに長男夫婦と孫が帰ってきました。

赤ん坊の成長ぶりは、刻一刻といった感じがします。私の老化ぶりもよく似たものですが。

まだ、歩きこそはしませんが、つかまり立ちのすばしっこいこと、そして、こちらの言っていることの理解度がすごいです。

食事をスプーンに載せ、口元へ持って行くと、食べるふりをして食べない。「いらないのかな?」と思いきや「パクッと食べる」といった具合に、すっかり遊ばれているバーバちゃんです。

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お母さん手づくりのパンをおいしそうに食べています。私も「子供が小さいときの方がアレコレ作っていたなあ」と思い出されます。

なのに、今や4人の子供のうち、一番下の高2だけになってしまい、住職も食事が不規則なため、子供中心の食生活になり、すごい手抜きになってしまったことか。

これではいけない、私もパン作りに挑戦してみようかな。なーんちゃって。作っても食べてくれる人がいなくっちゃね。

それにしても子供の吸収力は、すごい!。なんでもがオモチャになり、興味の対象になる。

音がでるものや、マジックの蓋の開け閉めで、悪戦苦闘をしながら、できたときの得意顔。

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子どもと遊んでいると、自然と笑みがこぼれますね。楽しい2日間でした。

今度は、どんなことを見せてくれるのか、次回が楽しみなバーバでした。

2010年7月26日 (月)

子供たちの分別

今日は、月一度の「園児たちのお参りの日」でした。

午前10時とはいえ、暑い中を15分をかけて歩いて来てくれました。

今日は、「おなら」という題の絵本を読んで、「いや~な、いや~な、くさ~いおならも、大事なお仕事をしてくれている無くてはならないものだ」ということを伝えることにしていました。

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‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

    お友達の中で意地悪をしたり、乱暴だったり、遊んでくれなかったりする子もいるよね。

    そんなとき、「○○ちゃんは、嫌だなあ~」と思うこともあるかもしれない。

    だけど、みんな、何か理由があってそんなことをしてしまうんだよ。

    だから、その訳を聞いてほしくって、意地悪をしてるのかもしれないよ。

    たとえば、「仲間に入れて!」って言えなくて、オモチャを取ってしまったりするのかもね。

    アンパンマンに出てくるキャラクターの中で、嫌な悪いことばかりするバイキンマンがそうだよね。

    みんな、「バイキンマンなんか嫌いだあ!」とか「いなければいいのに!」なんて思うでしょう。

    でも、本当はみんなと仲間になりたくて、逆に注目されたくて、悪いことばかりしてしまうんだよねえ。

    だから、悪い子、ダメな子なんて誰一人いないんだよ。

    大事な、大事な命。大切な、大切なお友達なんだよ。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

と締めくくる予定でした。(完璧!)

なのに、うかつにも子供たちに「どのキャラクターが好き?」と聞いてしまい、なーんと、子どもたちから最初に名前が挙がったのは「バイキンマン」でした。

エッ! バイキンマンなの?(想定外です)

大人の分別がすべて正しい訳でもなければ、子供の分別が間違いでもない。

大人の「きっとこうだろう」なんていう思いこみは、子供たちの自由な発想には、通用しないのです。

子供たちは、説明をしなくても、バイキンマンのいいところも、意地悪をしたい気持ちも、ちゃーんと分かっているんですね。

その上で、バイキンマンのことが大好きなんですね。理屈も、説明もいらない世界を、子供たちは生きているんですね。

大人は、屁理屈ばかりを並べ、自分を正当化したり、言い訳したり、ご苦労なことです。子供たちの分別に乾杯です!

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子供たちのこの集中力!

本堂という空間は、特殊な力があるようです。いつも感心します。4歳児とはいえ、色々なことをしっかりと理解してくれています。

2010年7月25日 (日)

暁の人生講座の最終日

本日は、福井東別院にて5日間開催された「暁の人生講座」の最終日です。

真宗大谷派 福井教区第1組 教化委員会の主催によるこの「暁の人生講座」は、今回で42回目になるそうです。

ちょうど今日は、日曜日でラジオ体操がお休みです。しかも、ご講師は「いつかはご縁に遇いたい」と熱望していた「池田勇諦師」です。

ですから、今日も早朝より住職と二人で出かけてきました。

私が嫁いで来た頃、すでに池田先生のお名前はこの勝山にも広く知れ渡っていて、勝山のあちこちで「池田先生の追っかけ」のようにされて、ご法座に足を運び、お聴聞される方が何人もおられました。

未だに、勝山から池田先生のご自坊(三重県桑名市)までお聴聞に出かけられる方があるぐらいです。

県内の寺院の掲示板や、私どもへ届けられる法座案内などに「布教、池田勇諦師」と先生のお名前を拝見するのですが、これまた先の「川村妙慶師」と同様に、ライブでお聴聞したことがありませんでした。

嫁いで早30年。新妻だったその当時から「追っかけのお同行が付くほどの布教をされる池田先生とは、一体どのようなお方なのか?」と、モ~~興味津々です。

移動中の車中でも、本堂で講演を待つ間も、「先生のお歳は?」とか「きっと先生は、よほどの男前なのでは?」などと、無用な雑念ばかりが私の頭の中を駆け巡ります。

そして、ようやく今日、実際に先生のご法話をお聴聞して「年齢は77歳、中肉中背、まずまずのお顔立ち」と判明しました。

先生は、「きっとお若い時は、ハンサムだったんだな~」と思わせるような風貌で安心(?)しました。(年齢を重ねれば、そんなに変わらなくなるものです)

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横顔で分かりづらくて申し訳ありません

さて、やっと本題です。先生のご講題は「真宗仏事の回復」です。(ウ~ン、もう講題からして難しそう)

先生は、「仏事とは仏法事業のこと」そして「人生そのものが仏事であったんだという気づき」また「私の人生そのものが仏になる歩み」すなわち「仏事」だと言われました。

要約すれば、次のようなことだったと思います。

親鸞聖人は、1.死んだらどうなるかを言わず

      2.死にざまのよしあしを言わず

      3.死にぎわの来迎を言わず

      4.ただひとつ、自分にとって死とは、
        何かを見開くことが大事だと言われている

続けて先生は、次のようにお話しくださいました。

    仏法は、「間に合うものは、何ひとつ無いんだ」ということを知らされることだ。

    分別や観念にとらわれ、振り回される。「コレだけした」とか「アレがある」、「コレがある」といったことは、仏事(私が仏になる)には、何の役にも立たないものだ。

    恩徳讃に、「身を粉にしても報ずべし、ほねをくだきても謝すべし」とあるが、それほどにしても謝すことができないほどの恩徳を、この私は仏さまから受けている。

    私に働いてくださっている恩徳で生きているんだ。

    生きる意欲を賜ったんだ。だから精一杯、生きることが大切である。

    表現不足で申し訳ありません。私のレベルでは、この程度しかお伝えできません。(言い回しが難しい~)

    池田先生は、昨年も福井東別院の「暁の人生講座」にご出講されましたので、来年もきっと来福されると思われます。

    ですから、「この続き」と申しましょうか、私の説明不足な点は、来年の「暁の人生講座」で補ってくださいね。

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    主催者の発表によりますと、この「暁の人生講座」の最終日には、前日から福井東別院に宿泊された方が50人おられ、300人以上の参詣だったとのことです。

    そして、明日の26日~30日までの5日間、福井西別院においても暁天講座が開催されます。

    残念ですが、私どもは「夏休みラジオ体操とお勤め」と重なり、福井西別院でのご縁に遇えません。どうぞ、お時間の都合のつく方は、ぜひ、お参りくださいませ。

    2010年7月23日 (金)

    ラジオ体操とお勤めの初日

    連日猛暑が続く中、今年も本町4区合同の「夏休みラジオ体操とお勤め」が始まりました。

    年々、少子化で各区の子供会での行事が制限される中、以前より「本町4区合同で何かできないだろうか?」という声がありました。

    そして、「少人数でのラジオ体操は寂しいなあ~」、「それなら合同でやりませんか」ということになりました。

      ・身体の健康にも、心の健康にもつながる
      ・家族内のふれあいもにも、地域の交流にもつながる

    今ではこのように「一石☆鳥」といった感じで行われています。

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    ラジオ体操の時、中学生や大人たちは、遠慮してなかなか境内までは入ってくださいません。

    ましてや、ラジオ体操が終わると、境内の外におられた方たちは、本堂に入らずに帰ってしまわれ、とても残念です。

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    ですが、この試みは今年で7年目。「夏休みラジオ体操とお勤め」が、もう皆さんに浸透し、定着もしてきたようです。

    そして、4区のそれぞれの区長さんも参加してくださり、それなりに理解もいただけているのが嬉しいです。

    普段お寺へお参りをされない方は、「本堂というところは、実に敷居の高いところ」とか「通夜や葬儀、法事でしか用のないところ」と思われているようです。

    今から千八百年程前のインド仏教の僧で、「知の巨人」とも崇められる「龍樹菩薩(りゅうじゅぼさつ)」という方は、「お寺の役目は病人を治すこと、病気になったらお寺に行くべし」とおっしゃったのですよ。

    落語は説教から生まれ、能や唄いは声明(お経)から派生し、寺子屋では学問を、孤児院や病院もお寺からの発信であったのです。

    従来、寺院とは「民衆のコミュニティー会場」として存在し、「庶民の集う施設」なのです。

    いつの頃からか「手遅れにならないうちに行く所が病院」で「手遅れになったらお寺へ」というような形になってしまったのでしょうね。

    それこそ「手遅れにならないうちに方向転換をしなければいけない」と かよわい心を痛めております

    さて、ラジオ体操の後は、皆さんに本堂へ上がっててもらい、次のような順でお朝事を勤め、7時には終了となります。

      1.朝のうたを斉唱
      2.らいはいのうたをお勤め
      3.住職の一言法話
      4.恩徳讃を斉唱

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    嬉しいことに、皆さんの靴がきれいに揃えて脱いでありました。

    今朝の住職の法話は、お釈迦さまに教えられた「塵を払い、垢を除く」という短い言葉を繰り返し、さとりを得た「周利槃特(しゆりはんどく)」を軸に、古典落語の「茗荷(ミョウガ)屋」という話から始まりました。

    ミョウガを食べると物忘れがひどくなる。悪い宿屋の亭主が「この客は大金を持っている」とみて、何とか持ち金のことを忘れさせようと、しきりにミョウガを食べさせたら、客は宿賃の払いを忘れて出立してしまったというオチもつきました。

    そして、「偉くなろう」とか「勝たなければ」という気持ちばかりでなく、肩の力を抜き、自然体で考えることも大事。こうして地域の方々、家族の方々と一緒に手を合わせてお参りできることの尊さを慶ばせていただきましょうと、今朝の法話を結びました。

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    皆さん、住職の法話を熱心に聞いてくださいました。

    この「夏休みラジオ体操とお勤め」の期間中は、子供や親もご苦労さまですが、お迎えする側もしっかり精進しなければなりません。

    アレッ? 確か自然体‥‥でしたよね?
    やっぱり初日ですもの、慣れるまで力も入りますわよー coldsweats01

    2010年7月22日 (木)

    暁の人生講座

    先のご案内の通り、福井東別院では、21日より5日間に渡り「暁の人生講座(暁天講座)」が行われています。

    今日22日のご講師は、Yahoo!(ヤフー)の人名検索で1位になるほど「カリスマ僧侶」として有名で、各メディアでも紹介される「K.M女史」です。

    この「アナウンサーで僧侶のK師」の「親鸞聖人の教えを全国を回って語る講演」は大好評で、1年間に100件を超えるそうです。

    そして、その講演でのお話もさることながら、K師の開設されるホームページの人気も非常に高く、月に6万件ものアクセスがあるそうです。

    そんなK師のホームページでは、「ロココスタイルへようこそ」と閲覧者を出迎えられ、毎日約200通も寄せられる「お悩みメール」の一つひとつに向き合い、悩める人々を救っています。

    この「ロココスタイル」とは、「心」を逆読みしたもので、次のようなK師の「閲覧者へのお勧め」から名付けられたそうです。

      人の心は環境によって常に左右されます
      そんなときのココロをちょっと逆さまにしてみると
      そうすると今までとは違う世界がきっと見えてきます
      私はそんな「ロココ」なスタイルをお勧めします

    私も住職も、そんなK師をホームページや著書で存じているだけでしたので、「生でお聴聞できるこの機会にぜひ」と、早朝より二人で出かけてきました。

    会場の福井東別院へは、講座の開始10分前に到着したのですが、すでに朝のお勤めは終わりにさしかかっていました。

    パンフレットには6時~7時となっておりましたので、もったいないことに「講座のみのご案内」ということになりますね。

    私は、福井東別院には初めての参詣です。わずかな時間でしたが、建物の構造とか、お勤めの節とか、作法とか、お西とお東の違いがよく分かりました。

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    早朝よりK師の講座を待つ皆さん

    早朝の講座にもかかわらず、福井東別院へは200人以上の参詣があり、何人か顔見知りの僧侶もお聴聞されていました。

    ご講師のK師は、さすがアナウンサーです。言葉が的確で、分かりやすく、どなたの耳にも優しいお話をされます。

    それは、難しい仏教用語などは使わずに、次のような身近な表現で、女性ならではの「素敵なメッセージ」として届いてくるように思えました。

      漢字の「聞」は、「耳」へんに「門」と書きます
      人は、門を閉じたり、開いたりして
      自分の都合のいいように聞いてしまう
      それは「我」があるから
      その「我」を崩してくださるのが「お念仏」です

    このお喩えは、金子大栄氏が「念仏は自我崩壊の音であり、自己誕生の産声である」と言われた言葉と結びつきました。(コレ、住職の受け売りです)

    そして、K師は次のように続けられ、お取り次ぎの最後に講題の「私が私であってよかったと思える人生」の言葉で締めくくられました。

      50代で亡くなった父の死が、兄と自分に大きくのしかかる

      アナウンサーになりたいという夢が捨てられず、お寺から逃げよう
      逃げようとしながらも、仏法に引き戻されるように自坊に帰ってきた

      周囲ばかりを責め、なんで私は認めてもらえないんだろうと悲観した

      仏法に遇うにつれ、私は、私以上でもなければ、私以下でもない
      私は、私のままでいいんだと思えてきた

      そのまんまの私を、仏さまが認めてくださっていると気づかされた

      あなたは、あなたで丁度いい
      顔も、体も、名前も、あなたにそれは丁度いい

      親も、子も、嫁も、丁度いい
      幸も、不幸も、喜びも、悲しみさえも丁度いい

      死ぬ時さえも丁度いい

    講座が終わり、「著書を購入された方には、K氏がサインをしてくださいます」とのアナウンスがありました。

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    著書を購入された方にサインをされるK氏

    ミーハーな私は、「K氏にサインをしてもらおう」と本を買ったのですが、恥ずかしいことに違う著者の本を買ってしまい、当然サインしてもらえませんでした。

    ウ~ン、いつもながら、あわてんぼうのシィ~子たんです。

    今回の「K氏のお取り次ぎ」をお聴聞できて、早朝からすがすがしい気分にさせてもらい、お陰さまで今日の暑さも難無く乗り切れました。

    2010年7月21日 (水)

    嫁脅しのお面

    今月の常例法座においても、お勤めに「親鸞聖人讃歌」を皆さんで唱和しました。

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    親鸞聖人讃歌 編著:豊原大成  出版社:(株) 自照社出版

    常例法座の午前の席は、この私、住職の自勤で、午後の席では、吉崎御坊の願慶寺ご住職にお取り次ぎをいただきました。

    私は、歎異抄第四条の「浄土の慈悲」について、次のようなお取り次ぎをさせていただきました。

      人間の愛には、限界があります。

      本当の愛とは、我の超えた愛、慈悲であります。

      その慈悲を実践するのには、まず自身が何はさておいても
      念仏申す身になることが一番大事なことです。

    参詣された皆さん、それはそれは熱心にお聴聞してくださいました。

    午後の席は、蓮如上人御旧跡地の吉崎御坊にあり、全国的に有名な「嫁脅し肉付き面」を所蔵される願慶寺のご住職です。

    今回は、大変な無理をお願いし、願慶寺さまより「嫁脅しの面」と「掛軸を二幅」を持参していただきました。

    ご講師の弁舌に大勢の参詣者は「笑い」と「感動」に包まれ、30度を超す猛暑の一日でしたが、有り難い法座となりました。

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    常例法座に参詣の皆さん

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    ご講師の願慶寺さまと所蔵の掛軸二幅

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    願慶寺さま所蔵の肉付きのお面

    現在、肉付きのお面は、「吉崎御坊の願慶寺(お東)」と「吉崎寺(お西)」の二ヶ寺で拝観できます。

    両寺に参拝された方は、「どちらが本当のお面ですか?」と問う人が多いとのことです。

    ですが、「肉付きのお面の真意」を問うことよりも大切なことは、五百年前より伝えられてきたこの逸話が、その物語を通して「人間の姿」と「如来さまの働き」を知らせようとしていることにあります。

    本当の肉付きのお面は、「地球上の人間の数だけある」と言えるでしょう。

    物語は、「日々鬼のような所業しかしていないこの私こそ、阿弥陀如来の救いの目当てでありました」と気づかせてくれるものです。

    念仏申して「懺悔」と「感謝」の日暮らしでありたいものですね。

    2010年7月20日 (火)

    夏のご法話のお誘い

    真宗大谷派 福井別院(東別院)暁天講座のご案内
        協賛会費1,500円(5日間共通)
     
    7月21日(水曜日)午前6時~7時
      ・ご講師:木越 康 師(大谷大学准教授)
      ・ご講題:本願の仏道
     
    7月22日(木曜日)午前6時~7時
      ・ご講師:川村妙慶師(真宗大谷派僧侶・アナウンサー)
      ・ご講題:私が私であってよかったと思える人生
     
    7月23日(金曜日)午前6時~7時
      ・ご講師:春秋 賛 師(金沢教区 四上組 仙龍寺 住職)
      ・ご講題:砂上の楼閣
     
    7月24日(土曜日)午前6時~7時
      ・ご講師:門脇 健 師(大谷大学教授)
      ・ご講題:無量寿ということ
     
    7月25日(日曜日)午前6時~7時
      ・ご講師:池田勇諦師(同朋大学名誉教授)
      ・ご講題:真宗仏事の回復
     
     -------------------------------- 
     
    本願寺派 福井別院(西別院)おはよう講座のご案内
        1日500円 5枚つづり券2,000円 ※高校生以下は無料
     
        テーマ:現代社会と浄土真宗
     
    7月26日(月曜日)午前6時~7時
      ・ご講師:南眞琴師(若狭組 妙寿寺 住職)
      ・ご講題:臨終まつことなし
     
    7月27日(火曜日)午前6時~7時
      ・ご講師:中島哲演師(真言宗 明通寺 住職)
      ・ご講題:闇深ければ光も強し
     
    7月28日(水曜日)午前6時~7時
      ・ご講師:今小路覚真師(本願寺会行事)
      ・ご講題:お葬式に会うこと
     
    7月29日(木曜日)午前6時~7時
      ・ご講師:木津祐昌師(真宗大谷派 智敬寺 住職)
      ・ご講題:お念仏の教えに生きる人生 教えを必要としない人生
     
    7月30日(金曜日)午前6時~7時
      ・ご講師:野世信水師(福井組 光壽寺 住職)
      ・ご講題:他力という教え
     
     -------------------------------- 
     
    真宗誠照寺派 本山 誠照寺 暁天講座のご案内
     
    7月26日(月曜日)午前6時~7時
      ・ご講師:雪山玲子師(富山県 本願寺派 善巧寺前坊守)
      ・ご講題:いのちかがやく世界へ」
     
    7月27日(火曜日)午前6時~7時
      ・ご講師:藤谷純子師(大分県 大谷派 勝福寺坊守)
      ・ご講題:南無仏の御名なかりせば
     
    7月28日(水曜日)午前6時~7時
      ・ご講師:蓑輪秀邦師(鯖江市 大谷派 仰明寺住職)
      ・ご講題:一切の有碍にさわりなし
     
     -------------------------------- 
     
    福井本山 専照寺 暁天講座のご案内
        前売券1,200円(3日間共通) 当日券500円(1日)
     
    7月28日(水曜日)午前6時~7時
      ・ご講師:大江法城師(本願寺派 西勝寺 住職)
      ・ご講題:摂取不捨 モノノ二グルヲオワエトルナリ
     
    7月29日(木曜日)午前6時~7時
      ・ご講師:三嵜霊証師(本願寺派 西宮寺 住職)
      ・ご講題:お慈悲の中で
     
    7月30日(金曜日)午前6時~7時
      ・ご講師:日野英宣師(真宗仏光寺派 総務 称名寺 住職)
      ・ご講題:出遇いのある人生 本願に出遇う
     
     -------------------------------- 
     
    蓮如上人は、浄土真宗の教えを手紙の形で人々に伝え弘(ひろ)められました。

    これを「御文章(ごぶんしょう)」とか「御文(おふみ)」といいます。

    特に、明応7年の夏季に書かれた4通は、「夏御文章」とか「夏(げ)の御文(おふみ)」とも呼ばれ、「ねぶり(眠り)をさましてねんごろに聴聞候え」と、聞法精進をすすめられています。

    思い切って早起きすれば、日常を離れたさわやかなひとときが待ってます。朝だからこそ味わえる雰囲気もあります。

    すがすがしい朝のひととき、どうぞ、ご家族やご友人を誘ってお聴聞させていただきましょう。

    2010年7月18日 (日)

    ゆめおーれ開館1周年

    本日18日、「はたや記念館ゆめおーれ勝山」が、開館1周年を迎えました。

    この「はたや記念館ゆめおーれ勝山」は、「勝山の織物製造業の歴史を未来に引き継ぐ施設」として、また、「まちなか散策の起点の施設」や「市民と観光客が交流を深める施設」として、昨年オープンしました。

    計画の当初から賛否両論、いろいろな意見もあり、厳しい船出だったのですが、予想を大きく上回る約16万人もの方が、この一年間に来館されました。

    17日(土)~19日(月)には、「1周年記念祭」が開催され、多彩な催し物が用意されています。

    17日には、大道芸人ショー、マジックショー、ドラゴンファミリーによるミュージカル「この川のほとりで」などが。

    18日には、屋外ステージで、終日バンド演奏がありました。

    あす19日は、クラシックカーの展示、沖縄南風&レゲエライブ、草木染め体験、コースター手織り体験、物産店など、楽しめるコーナーがたくさんあります。

    大勢の方に、勝山の良さを見ていただく絶好の機会です。

    そして、「福井県立恐竜博物館」が10周年を迎えました。こちらでも福井県を挙げてのイヴェントが開催されています。

    機会があれば、またこのブログに掲載するとして、今日はごく一部ですが「勝山を元気にしたい一市民」としてご紹介させていただきました。

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    みなさーん、おいしいケーキやプリンもありますよ~ cake

    2010年7月17日 (土)

    明るい家庭づくり

    本日の午後1時半~3時まで、永平寺町婦人福祉協議会主催による「出かける婦人福祉研修会」の講演に寄せていただきました。

    こちらへは、2度目のご縁です。

    研修会へは、永平寺町の各地域で、福祉ボランティアをされている80名ほどの方が、「梅雨明け?」とも思える蒸し暑い中、参加されていました。

    「明るい家庭」とは、「笑いがある家庭」、「家族が笑顔でいれる家庭」だと思います。

    それは、何ひとつ悩みや問題や辛いことがないというのでなく、辛いことや苦しいことを乗り越え、また認めることによって得られることなのでしょう。

    病気であっても、貧しくても、老いてなお強く、明るく、たくましく生き抜いておられる方々の実例を交えながらお話させていただきました。

    • 家庭に自分の居場所がある
    • 私がそのまんま認めてもらえる

    そんな家庭が、笑顔で明るい家庭なのでしょう。

     オ=おかげ様
     ア=ありがとう
     シ=失礼します
     ス=すいません

    と先ずは、自分から言えるようになりたいですね。

    人と人の関係をスムーズにするのは、やっぱり笑顔では、ないでしょうか。

    べっぴんさんのあなた!「べっぴんも 笑顔忘れりゃ 五割引き」ですよ。

    2010年7月16日 (金)

    新盆 終わる

    全国的に「関東は新盆にお墓参りを」、「関西は旧盆にお墓参りを」などといわれ、お盆にお墓参りをする習慣が地域によって分かれています。

    西宮寺のある勝山市でも、旧町内のみ新盆にお墓参りをされます。

    旧町内の方々は、お墓に灯篭をお飾りして、7月14日と15日の夜にろうそくを燈してのお参りされます。

    どうして「お墓参りをする習慣が地域によって分かれているのか」定かではありません。

    しかし、勝山市の郡部では、旧盆にお墓参りされ、「エッ!そんなことするの?」と、その存在さえ知らない方もたくさんおられます。

    逆に旧町内の方々は、「みんながそうしているもの」と思っておられます。

    テレビで、芸能人が出身地、日本各地のその土地だけで行われている行事や習慣を紹介する「秘密のケンミン SHOW 」という番組が放映されています。

    番組では、「その土地では一般的な食べもの」ですが、「全国的には絶対無理」と思える「調理法や食材、隠し味」なども紹介されます。

    出演者が、その料理を恐る恐る試食してみると、たいがい「信じられないぐらいおいしい!」と評価します。

    食べ物も「所変われば品変わる」で、作り方、食材、食べ方まで様々で、いろいろ変わるものです。

    土地が違えば、風俗、習慣もそれぞれ異なります。やっぱり「先入観」や「思い込み」で決めつけず、味わうことが大事ですよね。

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    さて、なぜか、新盆のこの両日のうち一日は、必ずと言っていいほど雨風で荒れるのです。

    今年はというと、全国的に大荒れで、大変な被害が出ています。

    そんな天候の中、皆さん小降りをめがけてお墓の掃除や、お参りをされました。

    14日の夜は、「お墓参りだけではなく、本堂でご法儀にも遇っていただきたい」と「墓参会法要」を7時半から始めます。

    ですが、なかなか本堂でお勤めに遇ってくださる方は、少ないのが現状です。

    う~ん、寂しい!それでも仏様は、忘れずにいてくださっています。

    「拝まない時も 拝まれている」

    それにしても、16日の午後からの蒸し暑さはなんなんだーー、文句タラリ sad