« 2011年3月 | メイン | 2011年5月 »

2011年4月

2011年4月26日 (火)

ハーモニカの調べ

24日、勝山城博物館にてこのたびの東日本大震災で被災され、勝山に移り住まれている被災者の方々をご招待して「東日本大震災被災者支援 ハーモニカコンサート」が開催されました。

勝山市では、受け入れている被災者の方々へ、精一杯の支援を実施されていますが、まだまだ行き届かない点も多々あることと思います。

ましてや「ソフト面」ともなると、手が回らない状態でしょう。

民間レベルで「身近に」、「気楽に」接することのできる地域の方々や、PTAの方々などが支援活動に取り組んでくださるこはとても有難いことです。

今回のように音色で癒される「演奏会」などは、なおさらでありましょう。

この「ハーモニカコンサート」は、地元でハーモニカをたしなむ方々が、「避難してきた人たちを誰もが口ずさんだことのあるメロディで励まそう」また「相互の交流を深める一助となれば」と企画されました。

開場の勝山城博物館の二階のホールでは、バックにステージにこの季節にピッタリの「満開の桜の花」が描かれた壁が設定されています。

お城の持つ独特の雰囲気とマッチして、とてもステキなコンサート空間でした。

Img_2484 Img_2482

実は、ハーモニカなのですが、学校で使ったものしか吹いたことがなく、今日までハーモニカにも色々な種類があることを知りませんでした。(法螺は吹いていますが‥‥)

そして、ハーモニカだけで重厚な音色が楽しめ、大変貴重な体験となりました。

そんなハーモニカの優しい音色に郷愁を誘われます。童心に帰り、幼い頃の故郷の景色がよみがえりました。

コンサートでは、K氏が指導される県内の5つのグループが、懐かしい歌謡曲や童謡を演奏されると、自然と頭にメロディーが浮かんできます。

また、ハーモニカを体験する時間もあり、久しぶりに吹いてみました。

他の楽器とは違い、吹くか吸うだけで音は出るのですが、なかなかメロディーとなると大変です。

演奏者にはご高齢の方も多く、それはそれは楽しそうに演奏されていました。

生涯のうちで「これをしていると時間の経つのも忘れ、いつまででも没頭できる」というものに巡り会えることは、本当に素晴らしいことです。

かくいう「私は?」というと、どれもこれも中途半端なことばかりで、まだ巡り会えていません。

皆さんが羨ましい限りです。

コンサートは4時間という長い時間でしたが、被災者の方々は、日常からしばし離れ、ゆっくりしていただけたのではないでしょうか。

またいろいろな形で交流できるといいですね。

皆さん、素晴らしい演奏を有り難うございました。

2011年4月24日 (日)

約束の場所

2007年(平成19年)の秋に創刊された『安穏-京都からのメッセージ-』という浄土真宗本願寺派の機関紙があります。

その第8号の第1面に、詩人の高階杞一さんの「約束の場所」という詩が掲載されていました。

この「約束の場所」という詩は、忘れかけてもいた我が子の誕生の瞬間の感動を思い起こさせてくれる内容でしたので、ご紹介します。

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

約束の場所  高階 杞一(たかしな きいち)

  遠くから
  小さなものが歩いてきます

  はじめ
  黒い点のようだったのが
  近づくにつれ
  大きくなって
  やがて
  顔もわかるようになり
  そうして
  長い時をへて
  やっとここに着きました

  何も言えずに 見つめていると
  その子は
  とてもきれいな笑顔で
  言いました

    ここで よかった
  と

  立ちつくす その小さな体を
  抱きしめて
  わたしも
  その子に言いました

    ずっとここで
    君を 待っていたんだよ

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

今月の16日、二人目の孫が誕生しました。

Img_2461_2

今か今かと待っていた側と、何も知らず、待たれていたとも知らず、平然と母親の腕に抱かれてスヤスヤと眠っています。

そんな赤子を見ていると、まるで仏さまの腕に抱かれていながら、知らずに日々暮らしている凡夫(わたし)のようです。

長い長い間、わたしがお浄土へ来るのを待っていてくれている沢山の方々に「お帰り」と言ってもらえるまでは、自分の与えられた場所で、精一杯生き抜かさせいていただきましょう!

2011年4月16日 (土)

桜咲く

例年より一週間ほど遅れて、ようやくココ奥越の地にも桜前線がやってきました。

Img_2451 Img_2452

この時期、越前鉄道の勝山駅を背にし、勝山大橋を見ながら広がる風景は、見る人を絶賛させます。

今月の5日、県下一の大河、九頭竜川をまたいで吊るされた150匹の鯉のぼりが悠々と泳いでいます。

そして、その九頭竜川の堤防に沿って続く約1.5kmの桜並木では、約6百本のソメイヨシノ(弁天桜)が淡いピンク色に咲き誇っています。

その弁天桜の先には、法恩寺山、大師山、兜山など峰々が連なり、一番奥深くには雪の残る白山連峰がそびえ立っています。

  ・九頭竜川の水色
  ・弁天桜のピンク
  ・山々の緑
  ・白山連峰の白
  ・空の青

このコントラストは、弁天桜が満開の10日あまりにしか見られない美しさです。

この風景に魅せられ、繰り返し訪れる人もたくさんおられます。

勝山の若者が、彼女を連れてくるなら、断然この時期に限る。まさに求婚にもってこいの「ロマンティックスポット」です。

絶対に結婚の快諾が得られるはず。(実は、私もだったりして‥‥)

あいにく今日は曇り空のため、思ったほどの鮮やかさは望めなかった。

しかし、今晩の月夜はきれいだから、きっと明日は「素晴らしい桜日和」になるでしょう。

心和む一時を、今年も有り難う!

2011年4月12日 (火)

被災地布教その4

連日余震が続く仙台ですが、今日は市内のJ寺様に寄せて頂きました。

ご住職はご本山の総務をされておられ、宗祖七百五十回忌法要にご出勤のため、若院様と若坊守様がご接待してくださいました。

J寺様も、お寺の本堂と庫裏の一部がひび割れるなど、地震の被害に遭っておられます。

今回の地震で墓石も数ヶ所倒れ、石材業者が修理されていました。

法座は、お内仏間で数人の参詣者と共にお勤まりになりました。

Dsc00672 Dsc00680

布教中、「地鳴りがしたか?」と思ったら、下から突き上げるような強い揺れです。それは突然の強い余震でした。

しかし、慌てふためいているのは私だけです。この余震は数回にわたり、かなり長く続きましたが、ようやく収まりました。

    いや~驚きました。
    どこまで話をしたのか、忘れてしまいました。


    今度余震が続いたら、
    私が一番最初に逃げますので、よろしくお願いします。

と切り返し、まずはこの私が平静に、そして、皆さんにも和やかな雰囲気に戻っていただきました。

後で若院さんが「先ほどの余震は、福島県が震源地で、震度6でした」と教えてくださいました。

布教終了後、茶話会です。

Dsc00686

茶話会では、被災されたご門徒の方々が、お互いにそれぞれの体験談をお話ししてくださいました。

特に衝撃的だった体験談は、津波に追われながら、辛くも命が助かった仏婦副会長さんのお話しでした。

    3月11日の大地震の際、
    私は夫と共に津波から逃れるため、車で逃げていました。

    道路は船からの荷物を運ぶ多くの大型トラックなどで渋滞し、
    私どもの小さな乗用車でさえ身動きが取れません。

    思案したあげく、夫はUターンし、津波に向かって走りました。

    夫は、山越えする道があることを思い出したのです。

    必死で津波から逃れ、ようやく高台に到着したときに、
    目に映った光景は、津波にのまれる多くの車でした。

    本当におそろしい悪夢を見ているようでした。

仏婦副会長さんは、涙を流しながら語ってくださいました。

被災後は、ご親戚の家に身を寄せておられるとのことで、

    最初は「命が助かってよかった」と喜びましたが、
    今は、これからの生活を考えると不安でいっぱいです。

と悲しみに沈んでおられました。

そのようなお方に、何を言っていいのか言葉がありませんでした。すいません。

この度の常例線の布教先には、デジタル伝道をされている「河久保道場の水上甚栄さん」にご法話CDやDVDを制作して頂き、それをお土産として持参いたしました。

ご法話CDやDVDは「心のケア」として、仙台別院や寺院、ご門徒の方々にお渡しいたしました。

今、私にできることはこれくらいしかありません。どうか1日も早く「心の復興」を願うばかりです。

明日は岩手県に移動します。

2011年4月11日 (月)

被災地布教その3

東日本大震災からちょうど1カ月が経った本日の早朝、山口県より法友のM氏が高速バスで仙台駅に到着しました。

    震災直後から被災地の人々の姿を見て
    心が痛み、何かしなければと思いつつ
    ともかくお見舞いと視察に参りました

と言ってM氏は、多忙の中、そして、遠方より駆け付けました。

明日は山口教区の本山団体参拝のため、今日一日だけの短時間に被災地の視察に向かうとのことです。

M氏は、仙台別院に到着後、ご輪番にお見舞金をお渡しし、被害の現状と今できること、要望などを確認されたようです。

午前中は、私と一緒に宮城野区被災寺院へ視察に伺いました。

M氏は、本堂内を撮影しながら、この地震と津波の凄さ、痛ましさを生々しく受け止めたようです。

Dsc00634 Dsc00637_2

被災寺院の視察後、仙台別院に戻って昼食を済ませ、M氏は休む間もなく別院内の支援物資を整理されます。

私は、午後より仙台市内のG寺様へ布教に寄せて頂きました。

G寺様は震災被害は少なかったものの、ご門徒宅が甚大な被害に遭われているとのことでした。

あいにくの雨模様の中での法座となりましたが、皆さん熱心にお聴聞して下さいました。

Dsc00661 Dsc00664

法話終了後、仙台別院に戻ると、福井より教務所長とM職員、ビハーラ会長や仏青の会員ら計6名が支援物資と共にボランティアとして駆け付けています。

福井よりの6名は、明後日まで被災地で支援活動に従事されるとのことです。ご尊労様です。

山口教区のM氏は、夕食後、夜行バスにて京都に向かいました。本当にお疲れ様でした。

多忙なM氏ですが、「今月末にはボランティアとして再度駆け付ける」とのことです。

2011年4月10日 (日)

被災地布教その2

本日の午前中、仙台市宮城野区に行って来ました。

ここ宮城野区は、海から2キロ以上離れた地区ですが、大津波によって壊滅状態です。

こうして実際に現場に立つと、報道で見るのとはずいぶん違うことを知りました。

道路沿いの田圃には、沢山の車や家屋が散乱しており、現場では臭いも感じられ、ショックで言葉を失いました。

Dsc00591 Dsc00592_2

そこでは多くの自衛隊員による撤去作業や不明者の捜索活動が行なわれています。

Dsc00598

昨年ご縁を頂いた宮城野区の専能寺様も、地震と津波の被害に遭われました。

立派な山門は倒れ、本堂と庫裏は津波によって壊滅状態です。

Dsc00600

専能寺の坊守様より「本当に地震と津波の恐ろしさをつくづく知らされました」と、震災当日の被害状況をいろいろ聞かせて頂きました。

そして、「今後は1日も早く復興していきたい」と思いを語られる側には、親鸞聖人像が瓦礫の中に埋もれています。

Dsc00605

午後からは仙台別院の常例布教に出講です。

高田ご輪番の導師で職員と参詣者が勤行して、法座が始まりました。

ご輪番は、「震災に遭った中で、皆様が法座にお参り下さいましたことは、大変にうれしく、有り難いことです」とご挨拶されました。

Dsc00611 Dsc00617

法座終了後は、ご参詣の皆様とともに茶話会です。

お互いに無事に聴聞できた有り難さを噛み締め、このたびの震災を通してそれぞれ感じたことを語り合いました。

2011年4月 9日 (土)

被災地布教へ

7日より自家用車にて東北教区に来ています。

昨年に引き続き、仙台別院より「東北教区常例線布教」の依頼を受け、大震災で被災された福島県、宮城県、岩手県の数ケ寺を16日まで巡回布教させて頂きます。

福島県に到着した7日の深夜、大きな地震です。突然のものすごい揺れで恐怖に慄きました。

テレビをつけると「仙台では震度6強を観測した」とのこと。頼りにしている大地が支えにならない恐ろしさを身に染みて感じました。

こんな揺れが毎日続くのです‥‥。

8日は福島県喜多方市のS寺様の常例布教です。喜多方市近辺は震災の被害はなく、いつも通り法座が勤まりました。

少人数のお聴聞ではありましたが、熱心にメモ取りながら聞いてくださいます。法話は「苦悩を超える道」と題して「お念仏の心」をお取り次ぎさせていただきました。

Dsc00574 Dsc00581

そして、S寺様のご住職より、次のような「喜多方市の風評被害の現状」もお聞かせいただきました。

    喜多方市は「蔵」と「喜多方ラーメン」で有名な観光地ですが、原発事故による放射能の影響で、さながら「福島県」というだけで被害の免れた喜多方市までも「危険」との印象が広まっています。

    安全は確認されていますが、そんな風評の影響で観光客は激減してしまい、今は人影のない寂しい町になっています。

そんなS寺様の近くにある体育館には、浪江町の人たち約3百人が避難しておられ、喜多方市役所の職員の皆様が炊き出しなど、一生懸命走り回っておられるとのことです。

本日9日は、福島県より高速道路を利用して仙台別院に到着し、担当のM職員より明日からの巡回布教の説明を受けました。

そんな仙台別院の本堂内には、有り難いことに全国各地より寄せられた支援物資が山積みとなっています。

また、仙台別院には連日、北海道や関東から多くのボランティアの方々が来られ、泊まり込みで各被災地へ救援作業に出ておられます。

さらには、仙台別院の仏教婦人会の皆様も、掃除や食事の炊き出しなど、毎日ご尊労されておられることも伺い、頭が下がりました。

当に「身施(しんせ)」の姿を知らされたことです。

Dsc00582

Dsc00585 Dsc00584

尚、福井市より法専寺住職(私の兄)と、牧野法衣店社長の2名が、6日より今朝まで仙台別院から被災地へ物資運搬など、ボランティア活動に奔走してくれたことも、お聞かせいただきました。

Fukuishimbun2

さて明日は、仙台別院の常例布教です。

2011年4月 7日 (木)

逢えてよかったね

冬の期間、雪でお休みしていた保育園児たちの来寺です。先日、T保育所の園児たちが久しぶりにお参りしてくれました。

それは、「キリン組さんの卒業式」と「新キリン組さんの入学式」とでもいいましょうか、2クラスそろっての参拝となりました。

Img_2424
みんな久しぶりのせいか、はにかみながらも
うれしそうにお参りしてくれました

Img_2425

園児たち一人ひとりが仏様にお礼をして、水をすくって器に入れてもらい、造花の蓮の花を浮かべてもらいました。

一すくいの水では、なかなか蓮の花は浮かびません。

でも、卒園児17名の水が合わさると、蓮の花は見事に池に浮かんでいるように浮いてくれました。

 ・みんなで助け合い、力を合わせれば、いろんなことができる
 ・ガッシリとスクラム組み、いろいろなことを乗り越えてほしい

今回、そんな気持ちを込めました。

Img_2428

その後、一人人形劇をしてみました。あまりに集中してみてくれるので、緊張しました。

短いお話だったので、みんな「もう終わりですか?」と聞かれる始末。
  (そんなに一人でできません!と突っこみたい心境でした)

しかたがないので、「うんこ」と「まくらのせんにん」の絵本を読むことに‥‥‥。

以前に読んだことのある絵本なのに、みんな熱心に、集中して聞いてくれます。

みんなに逢えてよかった。おとうさん、おかあさん、お友達、先生、たくさん、たくさんの人に逢えてよかった。

そして、今日もみんなに逢えてよかった。笑顔をありがとう! ありがとうをありがとう!

Img_2430

子供たちに、「目には見えないけれど、いつでも、どこでも、どんな時でも、見守られ、支えられているんだよ」と「手を合わすことの意味」を伝えられることをうれしく思います。

次回からは、新キリン組さんのお参りです。楽しみにしています。confident

2011年4月 4日 (月)

カタクリの花

今日は大野市中丁にあるS寺様の「降誕会法要(親鸞聖人の誕生1173年5月21日の祝法要)」のご法縁を頂きました。

S寺様は山の真下に本堂があり、未だに雪が残っていて、本堂は雪囲いで覆われています。

幸いに快晴に恵まれた一日でしたが、室内はかなり寒く、数台のストーブを炊いての法座でした。

Dsc00564_2

法座は、午前二座、午後二座の計四席のご縁です。

  親鸞聖人は、人間としての生れた甲斐は
  仏法を聞いて阿弥陀さまのご本願に出遇うためである
  と教えてくださいました

そんなお取り次ぎさせていただき、参詣された皆様、それは熱心にお聴聞してくださいました。

午後の法要では、ご住職が「東日本大震災の犠牲者追悼法要」もお勤めされました。

ご門徒の皆様は「被災された方々は本当に大変ですが、一日も早い復興を願っています」と語り合っておられました。

帰路途中の山沿いの道路には「かたくり祭り」と書かれた沢山のノボリ旗と大きな看板がありました。

見ますと、カタクリの花を見学できる場所でした。でも、まだ時期が早いようで来週あたりが見頃のようです。

Dsc00570

カタクリの花は、比較的日光の差す落葉広葉樹林の林床に群生して、早春に下を向いた落葉から桃色の花を咲かせます。

この可憐なカタクリの花は、春を告げる「スプリング・エフェメラル(春の短い命)のひとつ」と言われています。

昔はカタクリの球根から抽出したデンプンを片栗粉として、調理に用いていました。

近年は「片栗粉」というと「ジャガイモから抽出したデンプン粉」のことを片栗粉というようになっているようです。

私が幼い頃などは、片栗粉をおやつとしてよく食べた記憶があります。

それに比べ「今はおやつひとつにしても、大変な贅沢をしているなあ」と反省しながら帰宅しました。

さて、明日は東北に行く準備をしなければなりません。

2011年4月 1日 (金)

家庭法座 No.251 号

被災地の 心を癒す お念仏

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

東北関東大震災によって多くの尊い命が奪われ、
家族も、住む家も、仕事も失った大勢の被災者に対して、
全国から義援金が送られています。

ボランティアの人達も奮闘しておられます。

しかし、被災された人の悲痛は、
なかなか癒すことはできません。

だからと言って
無関心であってはなりません。

人として一番大切なことは、
他人の悲しみを自分の悲しみとすること(慈悲)です。

そして、援け合うこと(施し、与え、親切)です。

できることをやっていくしかありません。

今月、東北教区常例布教に参ります。

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

No251_2

  今月の行事 4月20日(水曜日)午前・午後 常例法座
        どなたでもお参りください。