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2011年6月20日 (月)

絶対、迷わない

6月13日より14日は、龍川組より「親鸞聖人 750回大遠忌法要」へ団体で参拝に行ってきました。

龍川組からは252名が参加され、6台のバスに分乗しての参拝です。

西宮寺は住職、坊守、総勢15名が、3ケ寺のご門徒の方と2号車にご一緒させていただきました。

団体参拝での「一番の心配事」は、「ご本山で迷子になりはしないか」ということです。

大遠忌法要中、ご本山へは、午前中に三千人、午後にもこれまた三千人近くの参拝があります。

それこそ、2号車の責任者を任されていましたので、「万一はぐれてしまったら、どうお探ししていいか」、先ずはそのことばかりが気になり、落ち着きませんでした。

龍川組の団体参拝の3日前、少年指導者の本山参拝で皆さんの様子を拝見していたところ、やはりたいていの団体は「目印となる物」を身に着けておられました。

その目印には「リボン」や「スカーフ」、「たすき」などがあり、ビックリしたのは「ハワイのレイ?を掛けている団体」があったことです。

好奇心旺盛の私は、モ~気になって、気になって、「どこからいらっしゃったの?」とお尋ねしました。

そしたら、岡山県から参拝に来られた団体と分かりました。(実は「ハワイよりの団体では?」と思っていたのです)

どこの団体も「より目立つ物を」と、考えに考え抜いた末のことです。そのご苦労が伝わります。

そこで我らが2号車は、以前に使っていた「自坊のたすき」を、皆さんにしていただくことにしました。

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いかがです? この黄色のたすき、目立つでしょーー。どこにおられても一目瞭然です。

はぐれても、トイレに行かれても、休憩の時でも、「あそこに何名いらっしゃる」と、すぐに見つけることができます。

また、龍川組のご門徒同士、お互いが確認をとる時も、「あなたは2号車の方ね」と教えられ、皆さんに「とても安心出来た」と好評でした。

この選択は、「自分が迷子にならない」だけではなく、「他の人にも2号車のものがここにいます」と知らしめることができます。

我ながら「一石二鳥の名案」でありました。

仏さまも同じように、たとえどこにいても私を見つけてくださり、「安心せよ!必ず連れて行くよ!」のお呼び掛けをしてくださっているのですね 

(こじつけでしたかね?)