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2011年8月

2011年8月28日 (日)

人形拝観

今日、「福井県主催の親子行事」で、市内外から沢山の親子連れが西宮寺をご参拝くださいました。

この「親子行事」では、勝山の市街地を歩きながら、勝山伝統の祭り「左義長」の櫓が納められている会館を見学されたり、大清水で水と触れ合ったり、恐竜モニュメントのある道路を散策されます。

皆さんは、市街地散策コースを2班に分かれて市民会館を出発し、各地区の櫓を見学された後、約80名の方々が、西宮寺の「親鸞聖人物語の人形」を見学に来られました。

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まず最初に、本堂にて親鸞聖人の「ご生涯」と「教え」について簡単にお話させていただきました。

皆さん、熱心に説明を聞いてくださり、「親鸞聖人物語の人形」では、人形の「精巧さ」、「表現の豊かさ」そして「数の多さ」に感動されたようです。

今年は、親鸞聖人が亡くなって750回忌の大法要を迎える「節目の年」にあたります。

福井新聞でも五木寛之氏の小説「親鸞」が好評なだけに、皆さん興味津々で人形を拝観されていました。

拝観後は、冷茶と菓子でご接待させていただき、皆さんは涼しい本堂でゆっくりくつろいでおられました。

皆さん、残暑も厳しい中、ようこそのお参りでした。 合掌

2011年8月24日 (水)

お寺で遊ぼう

勝山公民館の主催にて「お寺で遊ぼう」という「子供向けの夏休みイベント」を企画し、市内の子供たちの参加を募りました。

そして、22日、西宮寺を会場に開催された「お寺で遊ぼう」には、子供と大人を合わせて約25人の参加がありました。

前日、職員の方々が会場の準備に来られ、私も一緒に「流しそうめんの樋」や「休憩テント」の組み立てのお手伝いをさせていただきました。

本物の青竹を縦に割って連結した「本格的な流しそうめん」は、子供たちにとって貴重な体験となることでしょう。

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お昼すぎ、子供たちの受け付けから、いよいよ「お寺で遊ぼう」のイベントが始まります。

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受け付けを済ませたら、各自名札を付け、それぞれ自己紹介の後、仏さまへお参りです。

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本堂で住職の法話に引き続き、坊守が「エコ教室」の一環で「牛乳パックで作る小物入れ」を指導させていただきました。

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エコ教室の後は、境内でスイカ割りです。

  さあうまく当たるかな?
    キャーダメー ダメだって!
      もっと右、違う違う左だって!

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みんな賑やかに笑いが絶えませんでした。

スイカを食べた後は、お寺の中の清掃奉仕です。皆、負けじと一生懸命に雑巾で拭きあげてくれました。

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一汗かいた後は、お風呂です。近くの銭湯に行きました。裸のおつきあいですね。

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銭湯で心身共にさっぱりしたら、夕食はお待ちかねの「流しそうめん」と「カレーライス」です。

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夕食でお腹いっぱいになった後は、お隣の尊光寺さんへ「顕如講(本願寺第十一代宗主)」のお参りです。

毎年、この8月22日には、尊光寺さんにて顕如上人の法要が勤まり、30軒近くの露天商も軒を並べます。

子供たちは、尊光寺のご住職より「顕如講のいわれ」について説明を受けました。

尊光寺さんを後にしますが、やっぱり露店の誘惑には勝てず、少し覗いてから西宮寺へ戻ります。

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そして、西宮寺では、子供たちを迎えに来られたご父兄方も、子供たちと一緒に坊守の「読み聞かせ」と「講話」に耳を傾けてくださいました。

坊守は、「今日の尊いご縁」から、親子が仏さまの前で手を合わすことができたことの素晴らしさについて話してくれました。

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坊守の読み聞かせの後は、子供たちみんなで恩徳讃を歌って、今年の「お寺で遊ぼう」は終了となります。

夜8時、全日程を終えた子供たちは、感動をいっぱい持って帰宅しました。

勝山公民館の職員の皆さん、本当にお疲れさまでした。

今回はすばらしい企画を立ててくださり、有り難うございました。感動と元気と笑顔をプレゼントしてもらった気分です。

お寺が子供たちの「元気な声」と「明るい笑顔」でいっばいになり、阿弥陀さまも喜んでくださっています。

皆さん、「ようこそ、ようこそ」でした。

おかげさまで、本願寺が提唱している「キッズサンガ」を実践することのできた尊い1日となったことです。

南無阿弥陀仏。合掌。

2011年8月21日 (日)

童心にかえって

昨日の常例法座では、午前中は住職と若院が法話をし、午後は「京都女子大学 宗教教育部(REC)」の学生さんたちに講話をしていただきました。

毎年、「京都女子大学 宗教教育部(REC)」では、全国各地の幼少年教化のために夏期巡回のイベントをされています。

今年の巡回は「福井県と石川県」ということで、その受け入れ先の寺院を探しておられたので「ぜひ拙寺へ」と申し込み、このたびのご縁となりました。

午前中は、学生さんたちに龍川組寺族青年会主催の「仏の子供の集い」をご指導いただくことに。

そして、西宮寺では、学生さんたちに「大人(高齢者)対象」に教化していただくことにしました。

拙寺でのプログラムは、次のようになります。
  1.講話
  2.人形劇
  3.ゲーム
  4.別れの挨拶

早速、人形劇の舞台の組み立てです。

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本番では、学生さんたちの「すばらしい人形劇」や「楽しいゲーム」、「分かりやすいお話し」に、参詣者の皆さんは童心にかえって喜んでおられました。

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ですが、楽しい時間も、いつかは終わります。

プログラムの最後、「別れの挨拶」で学生さんたちがお辞儀をされたときは、皆さんから惜しみない拍手が送られました、

参詣された皆さん、口々に「良かったね、楽しかったね」、「また来て欲しいね」と感動しながら帰っていかれました。

皆さんにそう言っていただけるのも、「京都女子大学 宗教教育部(REC)」の4人の学生さんのおかげです。

このたびは本当に有り難うございました。

2011年8月12日 (金)

体操と勤行会の終了

先月の25日より始まった「ラジオ体操とお勤めの会」が、本日、最終日を迎えました。

最終日の今回は、拙寺へ本町にある4地区が一堂に会し、30名以上の子供たちと共に、たくさんの大人の方々が参加されました。

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元気にラジオ体操をした後、本堂で「仏教讃歌」を合唱し、「らいはいのうた」をお勤めしていただきます。

皆さん、これまで毎日、合唱し、お勤めをしていますので、だいぶ上手に唱えられるようになりました。

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お勤めの後は、住職の法話です。

  健康とは、体と心がバランスよく取れていることです。

  体操は、体の健康ですが、心の健康は、仏さまを礼拝をして
  仏さまの教えを聞くことです。

  体だけが健康であればいいのではありません。

  たとえ体が弱くても、
  心が豊かであれば力強く生きていけます。

住職は、最終日に沿うよう「健体康心」について話してくれました。

ご法話が済んだ後は、お供えのお菓子と粗品を皆でいただき、記念撮影をしました。

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皆さん、お疲れさまでした。

来年の「ラジオ体操とお勤めの会」も、楽しみにさせていただきましょうね。

2011年8月11日 (木)

歎異抄講座終了

昨年の3月より2年間、中央仏教学院の通信教育部の卒業生の方々を対象に、福井西別院にて毎月1回『歎異抄講座』を受け持たせていただきました。

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これまでに歎異抄の第1条から第10条まで講話させていただき、最終回の昨日は「後序」についてお話しさせていただきました。

影のベストセラーと言われる「歎異抄」だけに、多くの方々の受講申し込みがあり、毎回100名を超える方々が聴講してくださいました。

毎回の講座は、午後1時より、本願寺合唱団団員の海崎さんのご指導で、仏教讃歌の練習から始まります。

その後、1時30分から4時まで「歎異抄講座」をいたします。

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熱心に聴講してくださる皆さんにグイグイ引き込まれ、おかげさまでこの2年間、楽しく講話させていただくことができました。

なにしろ不勉強で、まとめる能力もきわめて薄く、十分なお話しもできず、「お恥ずかしい講座で終わってしまった」と感じています。

ただ、皆さんの思いやりの心に支えられ、そして、学習会を盛り上げてくださり、本当に嬉しい限りです。

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最後になりましたが、室谷会長を始め、竹内さん、森瀬さん、その他学習会担当会員の皆さまには、2年間大変お世話になり、誠に有り難うございました。

心より御礼申し上げます。   合掌


2011年8月 9日 (火)

円修会報恩講

5日(金曜日)は、「円修会(えんしゅうかい)の報恩講布教」に、お招きをいただきました。

昨年に引き続き2度目のご法縁で、今年度の報恩講は、春江町西長田の集落センターにてお勤まりになりました。

この「円修会」とは、福井教区円陵組の寺院に所属される法務員の方々で作る組織です。

組織の発足は50年前で、「宗祖 親鸞聖人 700回忌」を機縁に誕生し、現在、約30名の会員が所属されているとのことです。

今年度の報恩講には、法務の関係で出席できない方もあって、10数名の会員の方が参加されました。

報恩講では、最初に円陵組組長の挨拶があり、喚鐘で法要が始まります。

報恩講作法は、上田会長のお導師で、鐃鈸(にょうはち)も使用しての法要は、賑やかに、そして、厳かにお勤まりになりました。

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私は、「ただ念仏のみぞまこと」という講題で、
  ・人間とは?
  ・我々の世界は?
  ・真実とは?
この3点を中心に、お取り次ぎさせていただきました。

   被災地の現状報告を交え、いつの時代であっても変わらず
   支えとなる「真実のお念仏」をいただくことが大事です。

そして、今回のお取り次ぎの結びでは、このように締めくくらせていただきました。

円修会の皆さま、今年も尊いお育てに預かり、本当に有り難うございました。

2011年8月 7日 (日)

仏教講習会DVD

6月5日(日曜日)に開催された「龍川組主催 平成23年度 仏教講習会」のDVDがまもなく完成します。

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この「仏教講習会DVD」は、次のような構成になり、龍川組内の全寺院や、各お道場さんなどへ配布いたします。

    ご講題:自死(自殺)について考える
        電話相談の活動を通して

    ご講師:浄土真宗本願寺派
        教学伝道研究センター研究員
        京都自死・自殺相談センター代表
        竹本了悟先生

    収録内容
      1.開播式、住職30年表彰‥‥‥‥‥‥15分
      2.講義第1講‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥52分
      3.講義第2講‥‥‥‥‥‥‥‥‥1時間15分
      4.宗祖降誕会法要、追悼法要‥‥‥‥‥37分
      5.講義第3講‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥50分
      6.講義第4講‥‥‥‥‥‥‥‥‥1時間00分
      7.閉播式‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6分
      8.講習会レジュメ‥‥‥‥‥‥‥A4判全8頁
      9.魅せる正信偈‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥CD

この「仏教講習会DVD」は、当日に聴講が出来なかった方、および、役目上から聴講が叶わなかった方などへの配布目的で作成したものです。

そんな目的で作成したDVDですが、数に若干の余裕があります。

次のダイジェスト映像をご覧いただき、興味を持たれ、「このDVDが欲しい」と希望される方へお分けできると思います。

尚、在庫が無くなり次第、締め切りとさせていただきますので、どうぞお早めにご連絡ください。

2011年8月 5日 (金)

節談説教布教大会

昨日、大阪北御堂(津村別院)にて「親鸞聖人750回大遠忌法要記念」と「東日本大震災チャリティ」として「節談説教布教大会」が開かれました。

法友から協力要請がありで、布教大会の前日から3日間、スタッフとしてお手伝いをさせていただきました。

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大会前日の準備では、本堂とホールの椅子、高座の準備や、参拝者に配布するパンフレットの袋詰めなど、多くのスタッフと共に和気あいあいと第1日目の作業が終了です。

その夜は、久しぶりに再会した法友と共に、疲れを癒しに出かけました。

布教大会の当日は、朝8時より各会場の受付準備を整え、参拝者を待ちます。

猛暑の中、約一千人の方々が遠近各地よりお越しくださいました。

そして、挨拶、勤行の後、いよいよ節談説教が始まります。

第1会場の本堂では、4人の説教師が「親鸞聖人御一代記」を弁ぜられました。

午前の部では、祖父江佳乃師が「出家、学道」を。松島法城師は「信行両座」を。法友の本多龍典師は「信心諍論」を。藤野宗城師は「桜花の別れ」を弁ぜられました。

昼休み特別布教では、蕚慶典師が「はだか念仏、弥七の女房」を弁ぜられました。

午後の部では、赤松円心師が「山伏弁円済度」を。茂利真正師が「田植え歌」を。園屋信男師が「一切経校合」を。そして、廣陵兼純師が「御往生」を弁ぜられました。

どなたも「胸に沁みる語り」と「節」ですばらしいお説教でした。

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取り分け「聴衆をアッ!」と驚かせた説教者は、赤松円心師(上の写真)でした。

説教者の中でも赤松師は、「最初にお断り申しますが、私は決して怪しいものではございません。ただ人相が悪いだけです」と切り出したとたん会場は大爆笑です。

さすがです。聴衆を引きつける「つかみ」もお上手です。

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尚、第2会場でも「御和讃讃仰説教」が9人の説教師によって弁ぜられました。

昼休みの特別布教では、「ギター布教」の小泉信了師が恩徳讃を讃仰されました。

また、会場の外では、大阪教区の寺院の方々が東北の物産展をされています。

なーんとそこに、天岸先生ご夫妻が、店の呼び込みをされているじゃありませんか。

天岸先生ご夫妻は、組内のスタッフとしてお手伝いされているとのことです。

久しぶりの再会に、しばらく天岸先生と語り合いました。

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夕方、大会は大盛況のうちに無事終了し、感動と法悦に浸る皆さまをお送りいたしました。

皆さまを見送った後、スタッフ全員で後片付け済ませ、近くの居酒屋で打ち上げです。

その席で、「大名人」とか「国宝級」と称される廣陵兼純師が、「私の代で節談説教は終わりと思っていましたが、こんなに広がり大きくなるとは夢にも思いませんでした」と語られたことが印象的でした。

2次会では、法友の本多龍典氏と山口県から駆けつけた木村雅城氏と共に繁華街に出て行き、途中から次男とも食事をして、盛り上がったところで同窓の友人で軌保孝順氏(極楽寺住職)を呼び出し、深夜まで飲み語り合いました。

今回、不思議なご縁で節談説教研究会の皆さまとお遇い出来たことは、大変に有り難いことでした。

これを機会に益々布教の研鑽を重ねていきたいと思ったことです。

如来の大慈悲を伝える喜びを感じつつ帰路に就かせていただきました。

2011年8月 2日 (火)

家庭法座 No.255 号

鐘の音に 復興願う 孟蘭盆会

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夏休み入って、子供達は
大人と一緒に毎朝境内での体操後、
本堂でおつとめをし、法話を聞いてくれます。

地域の皆がお参りできることは
本当に有り難いことです。

しかし、災害で避難生活をされている人々は、
苦しみあえいでいます。

一日も早い復興を願うばかりです。

でも、建物や経済が復興されても、
かけがえの無いものを失った悲しみは、
年月を経ても消えません。

むしろ、いよいよ深くなるでしょう。

そんな私のために「仏法」はあります。

お盆の月にお参りし、
仏法を聴聞して心の復興をいたしましょう。

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今月の行事

  常例法座:8月20日(土曜日)午前・午後
       京都女子大学 宗教教育部(REC)
巡回講話

  子供教室:8月22日(月曜日)午後1時~夜8時

  勤行練習:8月24日(水曜日)夜7時~
         25日(木曜日)夜7時~

        どなたでもお参りください。