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2011年10月

2011年10月28日 (金)

在家法座

本日、永平寺町市野々地区の「定例講法座」のご縁をいただきました。

ここ永平寺町市野々地区は、すぐ近くに曹洞宗の大本山永平寺があり、約30戸の集落では年に一度法座を開いておられるそうです。

法座のお宿は尾下さま宅で、講は現在では希少となった「在家法座」の形態でした。

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このたびの法座は、平日の午後と夜だったのですが、それでもたくさんの方がお参りくださいました。

尾下さま宅は、お内仏の後方に「坊主部屋」と称する「僧侶の控室」があり、現代の家には無い造りのお宅です。

そして、尾下さま宅で何よりも驚いたのは、仏間の襖に見事な「二河白道」の絵図が描かれてあったことです。

この絵図はかなりの年代物で、また、すばらしい絵でしたので、急遽、準備していた法話の内容を変更して、「善導大師の二河白道」をお取り次ぎさせていただきました。

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尾下さま宅のお内仏

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坊主部屋(僧侶の控室)

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二河白道の襖絵

ご法地、市野々地区の在家法座では、それはそれは皆さん熱心にお聴聞くださり、夜席へも家族揃ってお参りくださるその姿に「真宗寺院の原点」である「念仏道場」を感じさせていただいたことです。

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法座の終了後には、いろいろご質問くださり、尊いご法縁に遇わせていただいたことです。

お世話方の福田さま、お宿の尾下さま、このたびは大変お世話になり、誠に有り難うございました。

夜はかなり冷え込みましたが、部屋いっぱいに広がるお念仏の声に、心温かくお念仏を申しながら帰宅させていただきました。

2011年10月21日 (金)

報恩講法要

浄土真宗のご仏事で一番大切な「報恩講法要」を勤めさせていただきました。

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今年は「宗祖 親鸞聖人の七百五十回忌」の年でもありますので、例年の報恩講とは違った格別な思いがあります。

そこで日中法要では、ご本山で依用の「宗祖讃仰作法(音楽法要)」をお勤めすることにいたしました。

音楽法要の音源も用意し、経文や譜面も必要部数を製本し、法要の準備を整えました。

そして、法要当日、各ご出勤の寺院方と、参拝の門信徒一同が、一緒に音楽法要をお勤めいたしました。

本堂いっぱいに響く「和讃」や「念仏」には、「まるでご本山の法要に参加しているかのような雰囲気」を感じることができました。

音楽法要を体感されたご門徒からは、「すばらしい」とか「感動した」など、嬉しい感想を頂戴することもできました。

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大遠忌の節目の年の報恩講の布教は、若狭組の遠山信敬先生にご出講いただきました。

遠山先生は、このたびの音楽法要でお勤めされた和讃のお心をお取り次ぎくださり、身近な家庭生活の中でのお念仏の喜びを伝えてくださいました。

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天候にも恵まれ、遠近各地よりご参拝いただきました皆さまに心より御礼申し上げます。

報恩講は平素忘れがちな「ご恩」を知らさせていただくご縁でもあります。

  ・仏祖のご加護
  ・前日よりの門徒役員さん方の法要準備
  ・心を込めた仏婦皆さま方のお斎(おとき=食事)
  ・ご出勤くださった各ご寺院方

法要を勤めさせていただけるのも、そうした皆さまのおかげであります。

本当にありがとうございました。

不精なもので久方ぶりのブログ更新です。取り急ぎ報告を致します。

2011年10月 5日 (水)

家庭法座 No.257 号

報恩講 一人ひとりが 正信偈

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私たちに「本当の幸福(お念仏)」を教えて下さった親鸞聖人は、
沢山のお書物をお書きになりました。

そんな「親鸞聖人の生涯かけての著作」の中で
「正信偈」を朝晩の勤行として下さったのが蓮如上人です。

各家庭で「正信偈」を毎日勤めて来ましたが、
現在は多忙という理由でなかなか勤行できない状況です。

そこで西宮寺では、毎月一回、正信偈の練習会を始めました。

正信偈の練習会に出席できないお方は、
せめて年に一度の報恩講には参拝させていただきましょう。

そして、一人ひとりが正信偈を読誦し、
親鸞聖人のお徳をしのばせていただきましよう。

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今月の行事

  報恩講法要:10月20日(木曜日)午前・午後

  正信偈練習:10月25日(火曜日)夜7時~8時

        どなたでもお参りください。