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2012年3月

2012年3月21日 (水)

彼岸会法要

お彼岸中日の20日、彼岸会法要が勤まりました。

当日は、陽は射すものの、朝方の冷え込みは「氷点下」です。

本堂の寒さも厳しく、早朝よりストーブをつけ、暖めます。おかげで、昼頃には本堂もポカポカと暖かくなってまいりました。

昔から「暑さ、寒さも彼岸まで」などと言われますが、北陸の春はもう少し待たなくてはなりません。

そんな厳しい冷え込みの中、40人ほどの方がお参りくださいました。

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午前中は「自勤」、午後は「リズム遊び」、布教は「S善寺ご住職」に出講いただきました。

午後は、友人のピアノの先生にお願いして「音楽療法を取り入れたリズム遊び」をしていただきました。

先生お手製の楽器を鳴らしながら、その演奏に合わせて音を出す。皆さん、結構楽しそうにされました。

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ご法話では、分かりやすい喩えを交えてのお取り次ぎで、「リズム遊び」と相まって、心を和やかにしてくれます。

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この時期、「卒業」や「入学」、「入社」の季節を迎え、子や孫の「合格発表」、「採用通知」に歓喜している方もおられると思います。

私たちは、「お念仏」という「合格通知」をいただき、「お浄土」への「採用通知」をいただきました。

もう一安心、後はお任せするのみです。 confident

2012年3月10日 (土)

勝山念仏道場訪問

3月4日、5日、龍谷大学大学院実践真宗学研究科の学生さんたち5名が、「北陸の念仏道場を訪問し、学習したい」と来福され、ご案内させていただきました。

学生さんたちは、数年前にも来福され、大野市(旧和泉村)の穴間お道場も訪問され、今回で二度目のご縁となります。

このたびは、二日間の日程で、勝山市内の数か所のお道場を訪問されます。

まず、第一日目は、伊地知地区にある下お道場(道場主:仲谷則雄さま)の永代経法要に参詣され、午前、午後の法座をお聴聞されました。

そして、永代経法要の合間には、同じ伊地知地区内の「秀里お道場」、「河村お道場」、「木下お道場」、「中お道場」の4ケ所を精力的に訪問されます。

学生さんたちは、訪問先の各お道場で、建物の外観や構造、間取り、お荘厳ばかりでなく、実際の教化活動についても学ばれます。

伊地知地区では、各お道場主より道場の「歴史」や「由緒」、「具備」、「行事」などの説明を受け、より深く「真宗のひろがり」を学ばれたようです。

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伊地知地区 下お道場

伊地知地区の下お道場を後にした学生さんたちは、その夜、平泉寺町の西智お道場(道場主:佐々木勝弘さま)に宿泊されます。

西智お道場の皆さんには、夕食、お風呂、宿泊など、大変なお世話になり、誠に有り難いことでした。

第二日目は、早朝7時より、野向町龍谷地区の龍谷お道場(道場主:増田公輔さま)を訪ねます。

ちょうどその日は、毎月のお講さまの日に当たり、参詣のお同行方と勤行をご一緒でき、皆さんの朝食の様子までも拝見することができました。

皆さんとの朝食後、お道場主で、勝山市の文化財保護委員もされる増田さまより、龍谷お道場の「成り立ち」や「古文書」なども見せていただき、色々とご指導も賜りました。

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野向町龍谷 龍谷お道場(龍谷説教所)

次の訪問は、龍谷お道場のお隣の集落にある北野津又地区の河久保お道場(道場主:水上勝夫さま)です。

こちらのお道場の後継者である水上甚栄さんは、知る人ぞ知る「デジタル伝道」の普及者です。

この日も、プロジェクターで「道場の紹介」や「お同行の様子」などを上映してくださいました。

分かり易く熱心に「デジタル伝道の効能」について説明してくださる水上さんの姿に、学生さんたちは皆、感動していました。

それは、その「デジタルを駆使した映像」を見て、感涙にむせぶ者までもいたほどです。

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野向町北野津又 河久保お道場

河久保お道場の次は、片瀬地区にある三屋お道場(道場主:三屋教海さま)の訪問です。

三屋さまよりは、懇切丁寧にお道場の「歴史」や「由緒」などの説明を受け、帰りにはお土産まで頂戴し、本当に勿体ないことでした。

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片瀬地区 三屋お道場

勝山市内の道場訪問の全日程終了後、学生さんたちへは、観光も兼ねて「越前大仏」をご案内し、昼食には「越前そば」を堪能してもらいました。

最終日の夜は、拙寺にて「道場研究会」の会員と一緒に交流を深めていただきました。

学生さんたちと深夜まで飲み、語り合い、床に就いたのは日付が変わる頃でした。

翌日、学生さんたちは、富山県の五箇山地区のお道場を目指して勝山を後にされました。

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龍谷大学大学院 実践真宗学研究科の学生さんたち

学生さんたちは、今回の「各念仏道場の訪問」で、「浄土真宗の原風景」ともいうべき「昔ながらの道場の姿」から、多くのことを学ばれたことと思います。

これを糧にして、今後のお寺の教化活動に役立てていただけたら幸いであります。

最後に、今回の訪問で各お道場さま、そして、そのお道場に集うお同行の方々には、大変なお世話をいただき、誠に有り難うございました。

無理なお願いをすることがあったにもかかわらず、いつも誠実に対応していただき、感謝にたえません。厚く御礼申し上げます。  合掌

2012年3月 2日 (金)

家庭法座 No.262 号

春彼岸 生命目覚めて 歓喜満つ

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春三月は、冬の間、眠っていた草木や虫、
動物が目をさまし、新しい活動を開始する季節です。

しかし、人間の世界は、
単に生物学的な世界ではありません。

それは『心』の世界でもあります。

だから、春になれば、
たとえそれまで、いじけていたとしても、
それこそ心機一転、新しい目標に向かい、
新たな希望に燃えて、新しい一歩を踏み出す時でしょう。

老いない身体も大切ですが、
若々しい心こそ、更に大切です。

そのことを彼岸会に学びましょう。

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今月の行事

  ・3月20日(火曜日)午前・午後 彼岸会法要
  ・3月28日(水曜日)夜7時~おつとめ教室

        どなたでもお参りください。