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2012年5月25日 (金)

見えなくてもあるもの

今年度も、T保育園のキリン組さんの園児たちが、月一回の参拝に来てくれています。

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二回目の今日は、あいにく小雨が降る天気でしたが、皆、元気に傘をさしてお参りです。

前回は、昨年度お参りしてくれたお兄さん、お姉さんたちと一緒だったので、初めてでも、見よう見まねでチャレンジしてくれていました。

でも、今回は、どの子ども達も、幾分緊張ぎみです。

どうも、保育園で先生に「お寺では静かに」と言われてきたのでしょう。

皆、口々に「静かに!」、「静かに!」と言い合いながら入ってきました。

今日は、最初に「いのちのまつり」を聞いてもらいました。

目には見えないけれど、沢山のいのちをいただいて、私のいのちがあること、そして、そのいのちに見守られていることをお話しました。

  みんな!目には見えないけれど
  ちゃんとあるものがあるよ!

  たとえば、雨の日の太陽は
  見えないけれど、ちゃんとある。

  そして「風」も、そうですね。

  今からうちわで、風をみんなに届けます。
  風が見えるか、しっかり見ててね。

大きなうちわで、あおいで、風を送りました。

みんなは、すぐさま、見えた!、見えた!、と嬉しそうに、答えてくれました。

  坊守:えっ!見えたの?
  園児:うん、見えたよ!
  坊守:じゃあ、何色だった?
  園児:きいろ!
  園児:しろ!
  園児:くろ!
  坊守:う~ん、もういいです。

子供たちの、想像力にはかないません。なかなか、こちらが思うようには、答えてくれません。

でも、子供たちには、見えるのかもしれませんね。

今年も、子供たちと一緒に、仏さまにお会いしましょう。

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