唯一つ 弥陀のはたらき お念仏
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80歳でエベレスト登頂された三浦雄一郎さんは、世界中に感動を与えました。
皆さんもよくご存知のように、エベレストは、誰でも登頂できる山ではありません。
綿密な「目標」と「準備」を立て、さらには、「強靭な体力」や「気力」、「数多くの支え」などが揃わなければ、決して成し遂げられるものではありません。
分け登る麓の道は多けれど 同じ高嶺の月を見るかな
これは、「一休禅師の作」と伝えられる「道歌(道徳的な、または、教訓的な短歌)」です。
この「道歌」のように、「宗教は多くあるが、行き着く所は結局一つだから、どんな教えでもいいのだ」と、外から眺める人もいます。
ですが、それは、とんでもない「大きな間違い」です。
これは、山に登ったことも、山に登ろうと試みたことも無い人が、「どの道も結局は頂上に行くのだから、どんな道を選んでもいいんですよ」などと、「山登りを軽視した無責任なこと」を言っているのと等しいのです。
病人や、老人には、とても登れそうもない急な崖道もあるのが、実際の道です。
そうすると「自分の力量」や「自分の能力」などをよくよく考え、「どういう宗教(教え)に帰依するか」ということは、決して「軽視すべきこと」ではなく、「重要な問題である」ということが分かります。
ですから、親鸞聖人は、「おのれの能(力)を思量して、我が身の助かる道を定めよ」と言われるのです。
このように、煩悩具足の凡夫である私は、「佛になる力」も、「佛になる願い」もありません。
だからこそ、阿弥陀さまは「念仏一つで救う」と働いてくださってあるのです。
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今月の行事
・お勤め教室 6月18日(火曜日)夜7時より
・特別法座 6月20日(水曜日)牛前&午後
人形芝居と外松太恵子先生の講演
どなたでもお参りください。
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