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2013年9月

2013年9月27日 (金)

子供たちのお礼

本日は、保育園の「9月度の参拝日」でした。

空は雲ひとつない秋晴れ、本堂は元気な声が響きます。

園児たちに「目に見えないけれどあるもの」を探してもらいました。

坊守:見えないけど、あるものって、な~んだ?

園児:分かんない

坊守:ヒント、昨日、吹いていたもの

園児:風
   かぜ
   か~ぜ

坊守:でも、風が吹いてるって
   なぜ分かったの?

園児:葉っぱが落ちた
   砂が目にはいった
   髪の毛がゆれた
   木が倒れた

保育園とは全く違う本堂の雰囲気が、たまらなく楽しいようで、園児たちは次々に教えてくれます。

坊守:一週間前の夜のお月さまを見たかな?

園児:見た
   きれいだった
   まんまるだった

坊守:ウサギさんがいたよね

園児:エーーッ?

園児たちも、あの素晴らしい「中秋の名月」を見たんですね。

あんなにきれいに見えるなんて「さすが勝山」と感心してしまいました。

坊守:あんなにハッキリと見えたお月さまも
   昼間は見えないよね
   でも、お日さまの強い光が眩しくて
   見えないだけなんだよ
   昼間、お月さまは見えなくても
   実際には、空にあるんだよ

そうです。昼間、月や星を見つけるのは困難です。

坊守:昼間の星や、電波、
   におい、気持ちなども見えないよね

園児:仏さまも見えないよ

坊守:ウ~ン、凄い!
   (実に深いことを訊いてきます)

先月、園児たちに「仏さまは、見えないけど、いつでも、どこでも、一緒に居てくださるんだよ」と話したことを、しっかりと覚えていてくれたようです。

目の前に仏さまの仏像があるというのに、本当に嬉しい限りです。

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絵本:あしあと
内容:恐竜がお山になって
   友達の帰りを待っていてくれた

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歌:ひとりじゃないさ
歌:園歌

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園児たちは、参詣のお礼に、本堂の畳の乾拭きをしてくれました。

一人が一畳を受け持ち、掛け声と共に、順序よく拭き上げてくれ、おかげできれいになりました。

また来月、楽しみに待っていますね。

2013年9月26日 (木)

母のお参り

26日、福井教区 龍川組(りゅうせんそ)のトップをきって、実家のお寺である「浄仙寺の報恩講」が勤まりました。

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長らく療養中の母も、病院から一時帰宅し、久しぶりのお参りです。

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脚の悪い母を背負って入る住職
(石川啄木の歌のようです)

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兄弟で午前と午後のお取り次ぎ

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集落の方との久しぶりの再会に嬉しそう

お陰さまで、ほのぼのとしたお参りとなりました。

2013年9月 3日 (火)

家庭法座 No.280 号

常日頃 念仏の杖 忘れずに

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私たちは、「ただ、むやみに歩く」ということはありません。

仕事のために、病院へ行くために、お参りのために歩きます。

また、「何にも頼らずに歩く」ということもありません。

私たちは、「道しるべ」や「よく知っている目印」を頼りに、
あるいは、「太陽」や「月明かり」を頼りに歩きます。

しかし、時には、「欲と二人連れで歩く」ということもあります。

いや、ほとんどの場合、「欲と二人連れ」でしょう。

しかし、この「欲との道連れ」は、危ないのです。

私たちは、「人生」という道を歩くに当って、
何よりも大切なことは、「お念仏の杖を忘れずに歩く」ということです。

それは、老若男女を問わず、みんな同じです。

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Houza_no280

今月の行事

  ・お勤め教室 9月17日(火曜日)夜7時より
  ・彼岸会法座 9月20日(金曜日)午前&午後

どなたでもお参りください。