行事内容 Feed

2024年3月 1日 (金)

家庭法座 No.407 号

なにもかも 私一人の ごさいそく

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

能登半島地震の被災地で救援活動をされた学生さんの言葉です。

今まで「布団で寝る」ということを「ごく当たり前のこと」と思っていましたが、これさえも「幸せなこと」なのですね。

母親と何気なく交わす言葉にしても、手を洗う水にしても、被災された人たちを思い、胸が痛みます。

毎日、毎日、何気なく送ってきた日常生活が、実は「非常にもろくて、いつ壊れてもおかしくないのだ」という覚悟を胸に、一日、一日を、噛み締めながら生きていこうと思いました。

痛く同感します。

他人事ではなく、「私一人の事」としての気付きを「仏法聴聞」によって知らされます。

彼岸会には、ぜひお寺へお参りになって「仏様の言葉」を聞いてください。

そして、「後生の一大事の解決」をなさってください。

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

Houza_no407

・彼岸会法座 3月20日(水曜日)午後1時半~

マスク持参の上 どなたでも ご参拝ください
(※コロナ等の状況で休座する場合もあります)

2024年2月 1日 (木)

家庭法座 No.406 号

気づかねど 今日も一日 生かされて

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

このたびの能登半島地震で被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。

多くの死者や避難者、建物の崩壊や火災、土地の隆起や崩落など、様々な被害状況が明らかになります。

その「被災地の厳しい現状」に、国内外からの多くの「温かい支援」が寄せられています。

一日も早い「復旧」や「復興」と共に「平穏な日常」が取り戻せることを切に念じております。

ただ、どれほど多くの方々から「温かいお心」が届けられても、「掛け替えのない親族を失った」という「心の空洞」は、そう易々と塞がるものではないでしょう。

それと同時に「今の私が如何に恵まれているか」を思わずにはいられません。

そして、この「幸せ」は、私一人では絶対に築くことの出来ないものでありました。

どうぞ、自分は気づいていなくても、支えてくださる無数の「人々」や「物」のお蔭、ひいては「仏様」のお蔭と、有り難く感謝しながら、今日の一日も過ごさせていただきましょう。

合掌 

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

Houza_no406


・常例法座 2月20日(火曜日)午後1時半~

マスク持参の上 どなたでも ご参拝ください
(※コロナ等の状況で休座する場合もあります)

2024年1月 1日 (月)

家庭法座 No.405 号

新年に 願いごとせず 佛願聞く

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

謹賀新年

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

令和六年が明けました。

『浄土真宗の救いのよろこび』

阿弥陀如来の本願は、かならず救うまかせよと南無阿弥陀仏のみ名となり、たえず私によびかけます。

このよび声を聞きひらき、如来の救いにまかすとき、永tに消えない灯火(ともしび)が、私の心にともります。

如来の大悲に生かされて、御恩報謝のよろこびに、南無阿弥陀仏を称えつつ、真実の道を歩みます。

この世の縁の尽きるとき、如来の浄土に生まれては、さとりの智慧をいただいて、あらゆるいのちを救います。

宗祖親鸞聖人が、如来の真実を示された、浄土真宗のみ教えを、共によろこび広めます。

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

Houza_no405


・元 旦 会 1月 1日(月曜日)午後2時~
・常例法座 1月20日(土曜日)午後1時半~

マスク持参の上 どなたでも ご参拝ください
(※コロナ感染状況で休座する場合もあります)

2023年12月 5日 (火)

家庭法座 No.404 号

行く歳を 偲び念仏 除夜の鐘

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

令和5年も残すところあとわずかとなりました。

今年も大変な年でした。
 ・トルコシリア大地震
 ・新型コロナ5類移行
 ・ハマス対イスラエル戦争勃発
 ・藤井聡太八冠達成などなど。

身の回りでは「勝山市市会議員選挙」もしかり、様々な形で「喜び」や「悲しみ」の年でありました。

人生が思い通りにならないのは「この世の常」です。

ただ「予期せぬ出来事」が降りかかったとしても、「私に課せられた教訓(ご催促)」と「前向き」に受け止めたいものです。

大晦日に「この一年の出来事の意味」を顧み、除夜の鐘の「消え行く余韻」に「過ぎて行く年」を重ね、新年をお念仏と共に迎えましょう。

南無阿弥陀仏 合掌

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

Houza_no404

行事案内
・常例法座 12月20日 午後1時半~
・除夜会  12月31日 午後3時~
・元旦会   1月 1日 午後2時~

マスク持参の上 どなたでも ご参拝ください
(※コロナ感染状況で休座する場合もあります)

2023年11月 1日 (水)

家庭法座 No.403 号

他人を見て 我が心根を 問いなおす

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

諺に「他人のふり見て我がふり直せ」とあり、その「意味」は、次のようになります。

他の人の芳しくない行いが目についた時は、それを「非難」するよりも、まず「自分自身もそうなのではないか」と反省をし、自分の行いを正すべきである。

他の誰でもが気が付いているのに、当の本人だけが「欠点に気付かない」ということは、世の中で往々に見られることです。

人生を立派に生きるために「反省」は無くてはならぬ「心掛け」であります。

親鸞聖人は「無慚無傀のこの身」とか「煩悩具足の凡夫」と仰いました。

これは、親鸞聖人が「教え」によって深く自分を見詰めた結果、もらされた「尊い言葉」です。

崇高な宗教は必ずこの「反省」が伴うものであります。

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

Houza_no403

行事案内
・常例法座 11月20日 午後1時半~

マスク持参の上 どなたでも ご参拝ください
(※コロナ感染状況で休座する場合もあります)

2023年10月 1日 (日)

家庭法座 No.402 号

報恩講 歓喜と懺悔 この胸に

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

宗教にはいろんな種類があります。

人を欲で釣る宗教、人の弱身に付け込む宗教、人を脅かす宗教・・・・。

近年流行している新宗教は、だいたいこの類だと言っていいでしょう。

このような宗教は、ある時期、ある人々によって熱狂的に信奉されるかもしれません。

ただ、その時期が過ぎたり、また、他の人々から見れば、なんの他愛もないものだったりもします。

宗教とは、人生を深く考えた人が、自ら襟を正す教えであります。

欲にまみれていた人が、自らを懴悔し、悲しみに沈んでいた人が、大きな喜びに値(あ)うことが出来る教えです。

その典型を私達は「親鸞聖人のみ教え」に見ることができます。

報恩講は、その親鸞聖人の「御生涯」と「み教え」を学び、「お徳」を仰ぐ尊い営みであります。

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

Houza_no402

行事案内
・報恩講法要 9月20日 午前9時半~
             午後1時半~

マスク持参の上 どなたでも ご参拝ください
(※コロナ感染状況で休座する場合もあります)

2023年9月 1日 (金)

家庭法座 No.401 号

一切衆生の ために仕上げし 弥陀の願船

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

異常な猛暑も過ぎ、朝夕秋風が吹く頃となりました。

テレビはロシアとウクライナの戦争状況が放送されます。

爆撃で吹っ飛ぶ建物、焼ける家に死体の山、個人的には何の怨みも無いもの同士の殺し合い。

本当に戦争は嫌です。してはならないことです。

ところが、「この戦争は誰がしたのか」といえば、それは「人間」なのです。

人間ほど愚かで、罪深いものはありません。

武器を持って殺し合いはしなくても、どんなにおとなしそうに見える動物でも、自分の命のためには、他を侵します。

こんな罪深い私達一切の衆生を救済し、乗せて仏の浄土まで運んで下さる。

それが「阿弥陀如来の願船」であります。

彼岸会に亡き人を偲び、お念仏いたしましょう。

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

Houza_no401

行事案内
・彼岸会法座 9月20日 午前9時半~

マスク持参の上 どなたでも ご参拝ください
(※コロナ感染状況で休座する場合もあります)

2023年8月 1日 (火)

家庭法座 No.400 号

今在らば 幾つと数う 親の年齢

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

この「家庭法座(葉書伝道)」も「400号」となりました。

平成 2年より33年間続けられたことは、ひとえに「皆様のおかげ」と感謝しております。

さて「お盆の時期」を迎えます。

ことわざにも「死んだ子の年を数える」などとありますが、愛娘を亡くした友人も、「生きていたら20歳やなあ~」と言いながら墓参りをしていました。

この世の縁が尽きて亡くなった方は、み彿(ほとけ)に抱かれて「お浄土」に生れます。

ですから、亡くなった方は「お墓の下」に居るわけではありません。

浄土真宗のお墓は「故人の遺骨」を大切に納めたり、「永く名を残すため」の場所です。

しかし「故人を偲んで建てたお墓」へお参りするたびに、「在りし日の故人」が思い出されます。

お念仏を申してお参りしましょう。

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

Houza_no400

行事案内
・寺族青年会布教大会 8月20日 午前9時半~

マスク持参の上 どなたでも ご参拝ください
(※コロナ感染状況で休座する場合もあります)

2023年7月 1日 (土)

家庭法座 No.399 号

朝夕に 勤行欠かさぬ 良い家庭

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

現代人は、便利な世の中になったはずなのに、常に時間に追われています。

・私自身とは何か
・私とはどのような人間か
・私はこれからどうなけれぼならないか

多忙だからこそ、この「私たちにとって一番大切なこと」の「根本的な問題」について、深く考えることが大切です。

たとえ「仕事面」では優れていても、人間として「人物面」や「人格面」において「難のある人」もいます。

何故でしょうか。それは「手を合わすこと」を忘れているからに他なりません。

どんな時にも、お仏壇と向かい合って「仏の教え」に耳を澄ませ、「自分自身を見つめる」、そんな人、そんな家庭を作り上げましょう。

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

Houza_no399

行事案内
・お盆法要 7月14日 午後6時半~
・常例法座 7月20日 午前9時半~

マスク持参の上 どなたでも ご参拝ください
(※コロナ感染状況で休座する場合もあります)

2023年6月 1日 (木)

家庭法座 No.398 号

法を得て 佛の国に 里帰り

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

人の世は無常です。いつ、どこで、どんな形で、死を迎えるか分かりません。

特に近頃は「事故」や「事件」に巻き込まれて亡くなったり、病床で「ただ死を待つ人」も少なくありません。

治癒の見込がない人が「望ましい死」を迎えられるよう「ホスピス」とか「ビハーラ運動」なども盛んです。

しかし、私たちの浄土真宗には昔から「平生業成(へいぜいごうじょう)」という教えがあります。

若い人でも、老人でも、お念仏を喜ぶ人は、誰でも、どこででも、強く明るく生き抜くことができます。

死に臨んでは、まるで「親元へ帰る」ような安らかな気持ちで「彿の国」に生まれて往くのです。

今、私たちは改めて「念彿の教え」の意味を深く考え直す必要がありましょう。

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

Houza_no398

行事案内
・常例法座 6月20日 午後1時半~

マスク持参の上 どなたでも ご参拝ください
(※コロナ感染状況で休座する場合もあります)