2024年4月 1日 (月)

家庭法座 No.408 号

釈迦は慈父 弥陀は慈母なり 花御堂

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

4月8日は「お釈迦様が誕生された日」になります。

別名、「花祭り」とか「灌仏会(かんぶつえ)」などとも呼ばれ、全国各地のお寺で「お釈迦様の生誕をお祝い」します。

お釈迦様は生まれてすぐに「7歩」を歩まれ、『天上天下唯我独尊』と声高らかに「人間の尊さを謳いあげられた」と言われます。

この「7歩を歩まれた」とは「六道の迷いを超える」ということです。

お釈迦様は「迷い」を超えて「悟りの世界」に向かって生きる姿こそ「人間として一番大事なことである」と教えてくださったのです。

このように「お釈迦様が仰ったこと(教え)に耳を傾けること」が、「仏法を聞く」ということです。

お預かりするお寺の周辺では「お釈迦様の誕生をお祝いする4月8日頃」に「桜の花が満開」を迎えます。

この「桜の花」は、その「圧倒的な美しさ」で多くの人々を魅了しますが、突如として散ってしまいます。

人生は「予測不能」であり、どんなに「安定している」ように見えても「一変することがある」ということを知らされます。

たった一度の人生を空しく散って終わらせないためにも、今、お念仏の花を心に咲かせましょう。

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

Houza_no408_2

・常例法座 4月20日(土曜日)午後1時半~

マスク持参の上 どなたでも ご参拝ください
(※コロナ等の状況で休座する場合もあります)

2024年3月 1日 (金)

家庭法座 No.407 号

なにもかも 私一人の ごさいそく

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

能登半島地震の被災地で救援活動をされた学生さんの言葉です。

今まで「布団で寝る」ということを「ごく当たり前のこと」と思っていましたが、これさえも「幸せなこと」なのですね。

母親と何気なく交わす言葉にしても、手を洗う水にしても、被災された人たちを思い、胸が痛みます。

毎日、毎日、何気なく送ってきた日常生活が、実は「非常にもろくて、いつ壊れてもおかしくないのだ」という覚悟を胸に、一日、一日を、噛み締めながら生きていこうと思いました。

痛く同感します。

他人事ではなく、「私一人の事」としての気付きを「仏法聴聞」によって知らされます。

彼岸会には、ぜひお寺へお参りになって「仏様の言葉」を聞いてください。

そして、「後生の一大事の解決」をなさってください。

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

Houza_no407

・彼岸会法座 3月20日(水曜日)午後1時半~

マスク持参の上 どなたでも ご参拝ください
(※コロナ等の状況で休座する場合もあります)

2024年2月 1日 (木)

家庭法座 No.406 号

気づかねど 今日も一日 生かされて

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

このたびの能登半島地震で被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。

多くの死者や避難者、建物の崩壊や火災、土地の隆起や崩落など、様々な被害状況が明らかになります。

その「被災地の厳しい現状」に、国内外からの多くの「温かい支援」が寄せられています。

一日も早い「復旧」や「復興」と共に「平穏な日常」が取り戻せることを切に念じております。

ただ、どれほど多くの方々から「温かいお心」が届けられても、「掛け替えのない親族を失った」という「心の空洞」は、そう易々と塞がるものではないでしょう。

それと同時に「今の私が如何に恵まれているか」を思わずにはいられません。

そして、この「幸せ」は、私一人では絶対に築くことの出来ないものでありました。

どうぞ、自分は気づいていなくても、支えてくださる無数の「人々」や「物」のお蔭、ひいては「仏様」のお蔭と、有り難く感謝しながら、今日の一日も過ごさせていただきましょう。

合掌 

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

Houza_no406


・常例法座 2月20日(火曜日)午後1時半~

マスク持参の上 どなたでも ご参拝ください
(※コロナ等の状況で休座する場合もあります)

2024年1月 1日 (月)

家庭法座 No.405 号

新年に 願いごとせず 佛願聞く

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

謹賀新年

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

令和六年が明けました。

『浄土真宗の救いのよろこび』

阿弥陀如来の本願は、かならず救うまかせよと南無阿弥陀仏のみ名となり、たえず私によびかけます。

このよび声を聞きひらき、如来の救いにまかすとき、永tに消えない灯火(ともしび)が、私の心にともります。

如来の大悲に生かされて、御恩報謝のよろこびに、南無阿弥陀仏を称えつつ、真実の道を歩みます。

この世の縁の尽きるとき、如来の浄土に生まれては、さとりの智慧をいただいて、あらゆるいのちを救います。

宗祖親鸞聖人が、如来の真実を示された、浄土真宗のみ教えを、共によろこび広めます。

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

Houza_no405


・元 旦 会 1月 1日(月曜日)午後2時~
・常例法座 1月20日(土曜日)午後1時半~

マスク持参の上 どなたでも ご参拝ください
(※コロナ感染状況で休座する場合もあります)

2023年12月 5日 (火)

家庭法座 No.404 号

行く歳を 偲び念仏 除夜の鐘

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

令和5年も残すところあとわずかとなりました。

今年も大変な年でした。
 ・トルコシリア大地震
 ・新型コロナ5類移行
 ・ハマス対イスラエル戦争勃発
 ・藤井聡太八冠達成などなど。

身の回りでは「勝山市市会議員選挙」もしかり、様々な形で「喜び」や「悲しみ」の年でありました。

人生が思い通りにならないのは「この世の常」です。

ただ「予期せぬ出来事」が降りかかったとしても、「私に課せられた教訓(ご催促)」と「前向き」に受け止めたいものです。

大晦日に「この一年の出来事の意味」を顧み、除夜の鐘の「消え行く余韻」に「過ぎて行く年」を重ね、新年をお念仏と共に迎えましょう。

南無阿弥陀仏 合掌

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

Houza_no404

行事案内
・常例法座 12月20日 午後1時半~
・除夜会  12月31日 午後3時~
・元旦会   1月 1日 午後2時~

マスク持参の上 どなたでも ご参拝ください
(※コロナ感染状況で休座する場合もあります)