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西宮寺で仏門との縁を語る

  • 海外からの留学生3名による法話会

NINJA ANALYZE

2018年7月 1日 (日)

家庭法座 No.338 号

真実の み法は深し 海のごと

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平安時代の仏教は『保守的』で「皇族」や「貴族」などに限られ、そうした「特権階級」では「葬式」を行い、「お墓」を作るなどして「死者を弔う習慣」を持っていました。

対して、鎌倉時代の仏教が「日本の仏教史上において『革新的』だった」と言われる所以は、僧侶が「庶民の死を巡る苦しみ」に応え、「庶民の葬送を引き受けたこと」にあります。

今でこそ「葬式仏教」などと揶揄されますが、「葬式」は「鎌倉時代の庶民」が最も切実に求めた『仏教の姿』だったのです。

残念なことに、そのような経緯を経て「庶民層」へも広く浸透していった「仏教」ですが、現代においては「儀礼(読経)」ばかりが注目され、「葬儀や法事のために『寺』があり、『僧侶』がいる」といった感覚で捉えている人も少なくありません。

また、その「葬儀」や「法事」の際に読まれる『お経の意味』を始め、「大本」となる『仏教の教義』にしても「無頓着」で、何度か「お説教」や「講義」を聞いただけで、「解った」とか「これ以上聞く必要はない」と思ってしまう人も少なくないようです。

先ずもって、「仏法は聴聞に極まる」とも言われるように、「仏教の真髄」は聞いてすぐに会得できる境地ではありません。

仮に、「薄い紙一枚」にしても、「一から自分で製造技術を会得する」となると、途方もなく大変なことです。

また、一口に「紙」と言っても、無数の「原料」や「製造法」があり、「破れにくい」とか「水に強い」、「長く朽ちない」などと言った条件も考慮しなければなりません。

例えば、「和紙」に「墨」で書いた文書は、燃えない限り、水に濡れたとしても、必ず残ります。

三千年の歴史を持つ「漢字」ですが、「筆」や「墨」などの「筆記具」はもちろん、何よりも「漢字の形」を後世にとどめるのは「和紙の『長い歴史』と『伝統』に裏打ちされた確かな技術」によるものです。

そうした「理想の紙」を追求し、「完成の境地」に辿り着くまでには、どれほど多くの人が「苦心」と「工夫」を重ねてきたことでしょう。

こうして「紙一枚」を製造するに当たっても、「自然の恵み」や「人の技術」が必要であり、それが「仏教の真髄の会得」ともなれば、「至難中の至難」であることは、容易に想像のつくことです。

多忙な日常でありましょうが、時間を割いて「汲めども、尽きぬ深い味わい」を、繰り返し、繰り返し、お聴聞したいものであります。

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今月の行事案内

・お盆法要 7月14日(土曜日)午後7時より
・常例法座 7月20日(金曜日)午前&午後

どなたでもお誘い合わせお参りください

2018年6月 1日 (金)

家庭法座 No.337 号

豊さに 心うかれて 迷う路

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ある「お経」に、次のような「お諭し」が説かれてあります。

欲が満たされ、何ひとつとして不自由のない「天上界」に住んでいる者は、あまりに楽しいので、仏法を聞こうとしない。

逆に、「地獄界」や「餓鬼界」、「畜生界」、「修羅界」などの「苦しみの世界」に墜ちた者は、あまりに辛いので、仏法に耳を傾ける余裕がない。

そうした「境涯(迷いの世界=六道)」の中で、仏法が聞けるのは、「楽しみ」と「苦しみ」が相半ばする「人間界」だけである。

こうして「人間界」に生まれた意義は、仏法を聞いて「迷いの世界」を離れ、「彿の世界」に生まれることにある。

国連による「世界各国の豊かさ調査」では、「日本が世界で一番豊かな国」との報告があり、当に「天上界」の様相を見るようでもあります。

そうした結果が指し示すように、春は花、夏は海山、秋は紅葉、冬は温泉など、「四季折々の娯楽」にも事欠かない「日本の繁栄振り」です。

改まって「仏法」に耳を傾けると、「浮かれ心」が照らし出され、そうした繁栄が「異常」であり、「虚栄」であることに気付かされます。

残念なことに、「仏法」を真剣に求める人は少なくなり、この調子で進めば「日本の物質的繁栄までもが衰退しかねない」と言えるでしょう。

来たるべき時代での「真の幸せ」のために、今、この瞬間にも、心を引き締めて「仏法を聴聞」していただきたいものです。

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今月の行事案内

・常例法座 6月20日(水曜日)午前&午後

どなたでもお誘い合わせお参りください

2018年5月 3日 (木)

家庭法座 No.336 号

いつわりの 世なればこそ お念仏

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知らないくせに、知っているふりをし、内心は冷淡なのに、親切そうに見せかける。

こっそりと悪事を働いているのに、如何にも正直な善人であるかのように振る舞う。

そのように「自分をいつわる人」が、世の中には満ち満ちています。

こうして「本音」と「建前」とが違うのは、「世間から非難を浴びている政治家」だけではないのです。

佛さまは、そうした「人間社会の世相」を「五濁悪時悪世界(ごじょくあくじあくせかい)」と説かれました。

お念仏を口にするのは、「佛さまに自分勝手なお願いを頼むこと」ではなく、「優しく美しい『佛さまの心』に触れること」なのです。

そうした「真実に遇うこと」で「自分の姿」が知らされます。

今月は母親の満中陰法要です。お念仏と共に遇わせていただきます。

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今月の行事案内

・永代経法要 5月20日(日曜日)午前&午後

・満中陰法要 5月20日(日曜日)午後2時~
       (浄仙寺 24代 坊守 慈光院 釋浄信 法尼)

どなたでもお誘い合わせお参りください

2018年4月 1日 (日)

家庭法座 No.335 号

釈尊の 誕生めでて 花も舞い

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今から約2500年前の4月8日、遥か北方に白銀のヒマラヤを望むことができる北インドのルンビニーの森で「お釈迦さま」がご誕生になりました。

成人された「お釈迦さま」は28歳で「出家」され、「悟り」を開いて「仏」となられ、その「悟りの道」を人々に説き広められました。

その「説き広められた教え(仏教)」は、我が国、日本にも伝わり、現代に生きる「私たちの心」を照らしてくださっています。

そうしたことからも、「お釈迦さま」の誕生は、後に世界中の人々を「心の闇」から救う「偉大な光」が現れた「最初の瞬間」だったのです。

天も、地も喜びに満ち、花は舞い、鳥も歌ったに違いありません。

南無仏法僧

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今月の行事案内

・常例法座  4月20日(金曜日)午前&午後

どなたでもお誘い合わせお参りください

2018年3月 1日 (木)

家庭法座 No.334 号

春彼岸 心に咲かせ 法の花

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甚大な被害をもたらした豪雪もようやく治まり、春の陽射しが暖かく照らしています。

水路を流れる「雪解け水」からも、「陽射しの有り難さ」を感じる季節となりました。

3月は「春の彼岸会」です。

まだ冷たい風が吹く中を、お寺へ参り、お墓へ参って、ご先祖を偲び、仏法を聴聞する良い時期であります。

この「彼岸」とは「仏の世界」という意味です。

日頃、あくせく暮らし、「仏の世界」や「清らかな悟りの世界」について思い巡らすことの困難な現代社会です。

せめて、この「お彼岸の一週間」だけは、「手」にも、「心」にも数珠をかけ、真実の教えを聴き、一人一人の心の中に「仏法の花」を咲かせたいものです。

それが「彼岸会の意味」であります。

どうか、貴方の心にも「お念仏のみ法の花」を咲かせてください。

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今月の行事案内

・彼岸会法座  3月20日(火曜日)午前&午後

どなたでもお誘い合わせお参りください