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2010年11月15日 (月)

中和会法座

先日、永平寺町栃原区の「中和会(ちゅうわかい)のご法座」に寄せていただきました。

こちらのお世話方に「この中和会というのは、どんな会なのですか?」とお尋ねしますと、「壮年会と老人会の中間の集まりです」とのことです。

    若者でもなく、老人でもない
    中年層の方々ということか?

    しかし、参詣者は高齢な方が‥‥。
    (いつまでも若くありたいと願う心なのか‥‥)

栃原区は八十戸ほどの集落なのですが、集落の中に念仏道場が三つもあり、それらの各道場では毎月お講をされています。

また、栃原区の集落センターには、立派なお仏壇も安置され、中和会の法座を年に六回開かれているとのことです。

お世話方によると、「昔は、法座の回数も、もっと多くありました」とのことでした。

中和会の法座では、お仏壇の荘厳や勤行は道場主がされ、毎回、県内の布教使にお取次ぎを頂きます。

今回、私が出講させて頂き、参詣者の皆様が熱心に聴聞される姿を見て、「お寺が無くても、お念仏が伝わる土徳があるのだ」と思いました。

    土徳(どとく)=大切なものを見抜くことを助ける土地(地域)の力