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2011年5月 7日 (土)

常朝事

香宝寺さまでは、「常朝事(じょうあさじ)」をされています。

お寺での朝の勤行は当然のことなのですが、なかなかご門徒さんがお寺の朝の勤行にお参りすることは困難になっています。

しかし、こちらの香宝寺さまの朝の勤行は、当番のご門徒さんが朝6時に梵鐘を突き、正信偈の六首引で始まります。

そして、この「六首の和讃」は、住職に続き参拝のご門徒さんが順番で読んでいく「順讃」なのです。

さらに驚いたのは、朝の正信偈の勤行後、当番制でご門徒さんがご法話をされるのです。

今朝のご法話は、若いご門徒さんが「沖縄で出逢った人の力強い生き方に人間の素晴らしさを感じたこと」についてお話しされました。

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ご門徒の皆さんは、朝の勤行後、庫裏で茶話会をしてそれぞれ帰宅されます。

365日、毎日、休むことなく常朝事をされていることを聞き、ご住職の教化伝道に感銘いたしました。

尚、香宝寺さまでは昨年、若院に住職を継職され、第21世住職として頑張っておられます。

ご住職から頂戴した「寺だより(寺報)」には、「大切なものを残し、伝える努力をご一緒に」と書かれてありました。

いのちの根本を見失って、多くのいのちを傷つけ合う現代の中で、本当のいのちの支えになる「お念仏」を、伝えていかなければならないことを痛感いたしました。

このたびは、香宝寺さまでも大変お世話になりました。

有り難うございました。