家庭法座 No.265 号
紫陽花は 朝夕変わる 無常花
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梅雨の季節、庭の紫陽花が花を咲かせます。
花が咲き、何日かすると
花の色は、薄紫色が紅色になったり
紅色が紫色になったりと、目を楽しませてもくれます。
そんな、紫陽花の色の移ろいは、私たちに
「諸行無常」を教えてくれているような花です。
しかし、私たち人間の場合
紫陽花の花の色の移ろいよりも
変化がもっと急な場合もあります。
ご文章には、「朝には紅顔あって
夕べには白骨となれる身」とあります。
昨日までは、普通に会社へも出社していた人が
今朝には、もうこの世にいないということも耳にします。
そんな、変わりっぱなしの世の中で
変わらない真実が「お念仏」であります。
梅雨の時期、天候が晴れても、雨の日でも
お寺の本堂で、たっぷりと法の雨を浴びていただき
どうぞ、仏さまと共に、心明るく過ごしてください。
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今月の行事
6月20日(水曜日)午前・午後 常例法座
どなたでもお参りください。
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