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2013年7月 1日 (月)

家庭法座 No.278 号

三毒の 鬼や舞い舞う 我が心

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以前、「欲得が絡み、親しい仲間同士が揉め、殺人事件へと発展した」というような悲しいニュースも耳にしました。

また、テレビのドラマや小説などで描かれる「遺産相続を巡る骨肉の惨劇」というのも、現実に起こるようです。

仲の良かった仲間同士が、親族同士が憎しみ合い、ののしり合い、不幸な日々を送ることさえ起こるのが娑婆です。

こうして、私たちを煩わせ、悩ませる「貪欲(よく)」と「瞋恚(いかり)」と「愚痴(おろかさ)」の三毒(さんどく)は、貧富、老若、男女を問いません。

この「我が心中の三毒(さんどく)」が飛び出し、何時「恐ろしい鬼」に変わってもおかしくない私なのです。

そして、その「腹底に住む無慈悲な毒」が「結局は我が身を亡ぼすものである」ことを、しっかりと自戒すべきであります。

初盆の月です。

お浄土にお生まれになった有縁の方々は、娑婆の世に暮らす私たちが煩悩の中に身を置きながら、真実の教えに出遇うことを願っておられます。

今は亡き、懐かしい人を偲びつつ、香と花とをささげて、心静かに手を合わす月にしたいものです。

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Houza_no278

今月の行事

  ・お盆法要  7月14日(日曜日)夜7時より
  ・お勤め教室 7月17日(水曜日)夜7時より
  ・常例法座  7月20日(土曜日)午前&午後

どなたでもお参りください。

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