子供たちのお礼
本日は、保育園の「9月度の参拝日」でした。
空は雲ひとつない秋晴れ、本堂は元気な声が響きます。
園児たちに「目に見えないけれどあるもの」を探してもらいました。
坊守:見えないけど、あるものって、な~んだ?
園児:分かんない
坊守:ヒント、昨日、吹いていたもの
園児:風
かぜ
か~ぜ
坊守:でも、風が吹いてるって
なぜ分かったの?
園児:葉っぱが落ちた
砂が目にはいった
髪の毛がゆれた
木が倒れた
保育園とは全く違う本堂の雰囲気が、たまらなく楽しいようで、園児たちは次々に教えてくれます。
坊守:一週間前の夜のお月さまを見たかな?
園児:見た
きれいだった
まんまるだった
坊守:ウサギさんがいたよね
園児:エーーッ?
園児たちも、あの素晴らしい「中秋の名月」を見たんですね。
あんなにきれいに見えるなんて「さすが勝山」と感心してしまいました。
坊守:あんなにハッキリと見えたお月さまも
昼間は見えないよね
でも、お日さまの強い光が眩しくて
見えないだけなんだよ
昼間、お月さまは見えなくても
実際には、空にあるんだよ
そうです。昼間、月や星を見つけるのは困難です。
坊守:昼間の星や、電波、
におい、気持ちなども見えないよね
園児:仏さまも見えないよ
坊守:ウ~ン、凄い!
(実に深いことを訊いてきます)
先月、園児たちに「仏さまは、見えないけど、いつでも、どこでも、一緒に居てくださるんだよ」と話したことを、しっかりと覚えていてくれたようです。
目の前に仏さまの仏像があるというのに、本当に嬉しい限りです。
絵本:あしあと
内容:恐竜がお山になって
友達の帰りを待っていてくれた
歌:ひとりじゃないさ
歌:園歌
園児たちは、参詣のお礼に、本堂の畳の乾拭きをしてくれました。
一人が一畳を受け持ち、掛け声と共に、順序よく拭き上げてくれ、おかげできれいになりました。
また来月、楽しみに待っていますね。
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