家庭法座 No.293 号
病む妻と 老いたる吾を つつむ秋
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元来、「つま」は男女に関わらず配偶者を指し、「夫」と書いて「つま」とも読まれる。
やがて、男性から女性の配偶者、または、恋人を指す言葉となり、現代では主に夫が女性の配偶者を指す時の称として「妻(つま)」が用いられるようになった。
ところで、せっかく結婚しても、若いうちに配偶者が死ぬなどで、夫婦ともども70歳、80歳まで長生きする例は、長寿時代の現在でも、そうざらにあるわけではない。
たとえ両人とも長命であっても、揃って元気とは限らない。眼も耳も悪くなり、身体の自由がききにくくなる。
果ては一方が、時には両方が、病み、寝込む。それが「老齢」というものだ。
何事も始めがあれば、終りがある。
その終りの日々が安らかで、出来るだけ幸せであるためには、お寺へお参りし、仏法聴聞によって、お念仏をいただくことが何より大切である。
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今月の行事案内
・報恩講法要 10月20日(月曜日)午前&午後
・お勤め教室 10月28日(火曜日)夜7時より
どなたでもお参りください。
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