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2015年12月 1日 (火)

家庭法座 No.307 号

法悦と 悲しみ共に 除夜の鐘

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十二月です。さて、貴方にとって今年はどんな一年でしたか?

  ・健康の面では?
  ・仕事の面では?
  ・聞法の面では?

こうして「我が身」に問うと、思い通りにならないことも多く、「時間があっという間に過ぎた」ということを、とても強く実感しています。

それこそ「短くもあり、長くもあり」なのですが、そんな「一年の間」にも「大きな喜び」に浸ることのできた方もあれば、「深い悲しみ」に見舞われた方もあったことと思います。

今年、拙寺では、2人の孫の誕生に喜び、そして、坊守と若坊守のそれぞれの父親の往生に涙いたしました。

主題歌をご存知の方も多いと思いますが、実在した「灯台守」の夫婦をモデルにした「喜びも悲しみも幾歳月」という古い映画があります。

映画の内容は、全国に250以上もある灯台に転勤を続け、その過酷な日常勤務の中で二人の子供を授かるなどの「喜び」を分かち合い、そして、戦争で多くの仲間を、事故で成長した一人息子を失うなどの打ち続く「悲しみ」を支え合い、健気に生き続けていく「人間讃歌」です。

当に、この「映画」のように「悲喜こもごも」を突き付けられる一年でしたが、それもこれも全て「阿弥陀如来さまのお救いに出遇う中の出来事」として、スーッと心に落ちるものを感じます。

思い通りにならないのは「世の常」ですが、喜びも悲しみも共に「阿弥陀如来さまの大悲」に抱かれています。

さあ、これからの歳月、どんなことに出会っても、それが「私への教訓なのだ」と受け止め、お念仏を申させていただきましょう。

南無阿弥陀仏

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Houza_no307

今月の行事案内

・常例法座 12月20日(日曜日)午前&午後
・除夜会  12月31日(木曜日)午後3時より
・元旦会   1月 1日(金曜日)午後2時より

どなたでもお参りください。

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