家庭法座 No.341 号
み佛に 煩悩無底の 我を恥じ
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読んで字の如く「煩悩」とは「煩い(わずらい)悩む心」、あるいは「煩い悩ます心」を言います。
これは、「欲」や「怒り」、「愚かさ」、「うぬぼれ」、「ねたみ」を始め、私たちの心の中にある様々な「悪い心」のことを指します。
このような「悪い心」が、私自身をも、また、他人をも煩らわせ、悩ませるので、この「悪い心」のことを「煩悩」というのです。
そして、「無底」とは「底が無い」とか「どこまで深いか見当もつかない」と言った意味になります。
日頃、うっかりしていると気付きませんが、静かに自分の心の中を見つめると、「ああ、私の煩悩は底抜けに深いなあ」と知らされます。
今月の法語は、何もかも、私の心の奥底までもお見通しの「仏さま」に対して、恥じずにはいられない「念仏者の心を詠んだ一句」でありました。
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今月の行事案内
・報恩講法要 10月20日(土曜日)午前&午後
ご講師:結城道哉師(東海教区)
お昼はお斎(おとき=食事)を用意しています
どなたでもお誘い合わせお参りください
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