家庭法座 No.349 号
手を合わす 幼子の眼も 輝きて
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新天皇が即位され「令和元年(西暦2019年、佛暦2562年)」が始まりましたね。
ただ、これからどれほど「元号」が変わろうとも、「阿弥陀如来さまの救い」が変わることはありません。
さて、「胎教(たいきょう)」という言葉があります。
妊娠中の女性が美しいものを見聞きし、修養に努めると、お腹の子に「その感化が及ぶ」という考え方です。
そこには「感情豊かな子供に育ってほしい」との「親の願い」が込められています。
近年、子宮内の胎児は「聴覚」ばかりでなく、「視覚刺激にも反応する」といった研究事例もあるようです。
胎内で「母親の声」ばかりでなく、「母親の一挙一動」をも目で追いながら、成長していっているようです。
胎児への母親からの影響の大きさは計り知れませんね。
そうしたことからも、妊婦がお仏壇を荘厳し、勤行し、お念仏を申すことは、胎児へ「いのちの安心」を伝えることに繋がります。
聞こえるか聞こえないか、見えるか見えないかに関わらず、すでに意味のあることです。
こうして「胎教」でも「仏縁」に育まれた子は、将来、きっと、「大きな幸せ」に恵まれることでしょう。
手を合わす「子供の目の輝き」の素晴らしさを想像すると、微笑まずにおれません。
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今月の行事案内
・永代経法要 5月20日(月曜日)午前&午後
講師:御給専福寺(大野市)住職 関 哲城 師
どなたでもお誘い合わせお参りください
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