家庭法座 No.358 号
合す掌は 寒さに負けず 温かし
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暖冬で「降雪無し」は有り難い反面、中国で発生した「新型ウィルス」は世界中に感染者を出しています。
親鸞聖人は35歳の時、越後国国府(現在の新潟県上越市)へ流罪となりました。
流罪人は、最初の1年、米と塩が支給されますが、2年目以降は自給自足で暮らしていかねばなりません。
遅れて越後の地にやってきた妻(恵信尼)や子供たちのためにも、親鸞聖人は慣れない畑仕事に努め、およそ7年間、自給自足の生活をされました。
越後の冬の厳しさは格別で、日本海から吹きつける寒風に加えて、積雪は身の丈を越します。
そんな過酷な環境の中、親鸞聖人は片時もお念佛を忘れず、縁ある人々に「お念佛の教え」と「合掌の心」をお伝えになりました。
親鸞聖人の掌の温もりは、人から人へと伝わり、今も尚、幾千万もの人々の心の中に生き続けているのです。
当に「お念佛の感染」でありました。
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今月の行事案内
・常例法座 2月20日(木曜日)午前&午後
どなたでもお誘い合わせお参りください
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