家庭法座 No.362 号
これからが
これまでを決める
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普通は、「これまで」が、「これから」を決めると考えます。
実際、「これまで」のことと「無関係な今」も、「これから」もあり得ません。
また、「これまで」のことは、決して「変えること」も、「消すこと」もできません。
従って、未来が過去を決める、つまり、「これから」が、「これまで」を決めるのです。
言葉を添えると「これからの『生き方』が、これからの『意味』を決める」とも言えます。
例えば、石につまずいて転んだ時、「どうしてあんなところに石があるの?、あの石さえなければ怪我なんかしなかったのに…」などと「愚痴のタネ」にすることがあります。
反対に「あの時、石につまずいたお蔭で、足元に気をつけて歩くようになった」と「つまずいた石」を「踏み台」に、「教訓」として生きる生き方もあります。
失敗したことも、思い通りにいかないことも、無駄ではなかったと「引き受けていくこと」です。
生きていればいろいろなことが起こります。
辛いことも、悲しいこともありますが、ちょっと視点を変えれば、その出来事は「人生の大切な教訓」になるかもしれません。
コロナ感染が縮小するか、拡大するかは、これからの私たちの生き方が決めるのです。
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・常例法座 6月20日(土曜日)午後2時~3時
マスク着用の上ご参拝ください
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