善知識に導かれ
平成21年3月より、「真宗誠照寺派 本山 誠照寺(鯖江ご本山)」にて、歎異抄の勉強会「歎異抄に学ぶ」が10回にわたって開催されています。
この「歎異抄に学ぶ」は、平成23年(2011年)の「親鸞聖人750回御遠忌法要」に向けた勉強会です。
住職が、この「歎異抄に学ぶ」の講師を、仰せ付かっています。
20日は、「最後の講義」ですので
・住職の付き添い?
・住職の保護者の心境?
・住職がお世話になったお礼?
イエイエ、坊守の私も、「聴講(一番あやしい)に」寄せていただいたのです。
鯖江ご本山の周辺は、とても雪が少なく、「同じ福井でも、こうも違うのか」と、うらやましく思えました。
勉強会には、夜にもかかわらず、100人以上の受講者で、会場は熱気に包まれています。
最後の講義は、「歎異抄第10条」と「異義の解釈」を約一時間。15分の休憩の後に「質疑応答」。そして、最後に「皆勤賞の表彰」でした。
皆さん、夜のお疲れの時間帯にもかかわらず、眠ることなく 大変熱心に聴講されています。
そして、61名もの方が、休まずに受講されたことを知り、有り難い限りでした。
スゴイ!
いくら「勉強会に参加しよう」と思っていても、今日の雪のような「突発事故」や「用事」など、本当に何が起こるか分からないそんな中を、皆さんようこそ、ようこそでした。
また、勉強会を支えてくださるスタッフの方々の「気配り」、「お心遣い」には、本当に頭が下がりました。
それは、「会場設定」や「資料作り」など、受講される皆さんの背中を、スタッフの方々の肩越しに見せていただいたような気分になりました。
休憩の時、お茶やお菓子のご接待を受けました。このお菓子がまたすごい。写真をご覧いただいて分かるように、小袋にお菓子が数個入っています。
お菓子を分けるだけでも大変だろうに。そして、これがどれもおいしいお菓子ばかりなのです。もちろん、その場で全部いただいちゃいました。
受講者からの質問で
・善知識とは、何?
・善知識の人は、どこにおられるの?
との質問に、住職は、
・私を仏法のご縁に導いてくれるすべての人や物のことです。
それが順縁であれ、逆縁であれ。
と、応じていました。
そして、住職は、
・歎異抄を今一度、深く勉強する機会を与えてくださり
「命がけ」でお話しする場を提供してくださった皆さんが
私にとって「善知識」と言えます
と、締めくくりました。
私は、遠方へ布教に出向く住職へ
いいなー、いいなー、どこへでも行けて
と言うと
バカ!遊びじゃない
命がけでお取り次ぎをしているんや
と申す住職です。
坊守の私からも、一言お礼を
何とか最終回を無事終えられたのも、皆さんの「温かい眼差し」と
「熱心な聴聞があればこそ」ということが、会場に寄せてもらって
ヒシヒシと感じることができました。
ノコノコと妻が同行する講師はいないと思いますが
宗務長さま始め、関係者の皆さまには、快くお迎えくださり
もったいない限りでした。
この場をかりてお礼申し上げます。
本当にお世話になり、有り難うございました。
私の善知識は、もちろん住職です。なんちゃって
この「歎異抄に学ぶ」は、「10枚シリーズのDVD」となっています。鯖江ご本山の志納所にて「1枚500円」で販売されています。ご興味のお有りの方は、どうぞ、お買い求めください。
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