出石(いずし)散策 その2
出石は「但馬の小京都」とも呼ばれ、「古事記」や「日本書紀」にも登場する古い町です。
現在は「出石城跡」や「多くの名所旧跡がある城下町」になっています。
この日も「辰鼓楼(しんころう)」を見に多くの人々で賑わっていました。
出石で特に有名なのは、三百年の伝統が育んだ「出石皿そば」です。
約50軒ものそば屋があるそうですが、その中の「出石皿そば一鶴(イッカク)」に入りました。
看板に「出石では 城と 乙女と 一鶴そば」と書いてありましたが、私は男一人寂しいそばです。
皿そばの頂き方は、そば猪口に山芋と卵黄を入れて、だしを半分まで注ぎ、軽くかき混ぜ、ネギ、大根おろし、ワサビをお好みで入れ、食べ終わった皿は積み上げて、二十皿食べると記念品をいただけます。
でも、私は七皿しか食べられませんでした。
越前そばとは、またちがったおいしさがありました。ご馳走様でした。
尚、毎年「そば食い競争の大会」があるそうで、制限時間十分で何皿食べられるかを競うそうです。
今年の個人戦総合優勝者は、133皿も食べたそうです。
応援する人のかけ声は
「かむな 休むな
味わうな
」
と言うそうです。
なんと飲み込むだけですね。
でも、やっぱり私は「挽きたて、打ちたて、湯がきたて」をゆっくりといただきたいものですね。
一鶴さんの店には、骨董品や多くのそば口、いろんな物が処狭しと置いてありました。
また、店の玄関側には、変わった椅子と、昔の鯉のぼりも飾られてありました。
女店員さんの優しいご接待を受けてつい、「ブログに載せますよ」と、調子いい事言ったものですから、店を出て帰ろうとした時、店のご主人が走って来て、「ブログのアドレス教えてください」と聞いてくださいました。
ご主人に「西宮寺です」と答えてから、「ア~えらいことを言ってしまった。ぜったいに書かにゃいかん」と後悔しきりでありました。
おかげで帰宅してから久しぶりにブログを書かせてもらっています。
三日間の出石の旅も、様々な人々とのご縁を頂き、すばらしい出逢いの旅をさせていただきました。
H法兄有難うございました。またの出逢いを楽しみにしています。
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