大地讃頌
本日、福井室内管弦楽団による「トヨタ・コミュニティ・コンサート in 恐竜のまち かつやま」が、勝山市民会館で開催されました。
この「トヨタ・コミュニティ・コンサート」とは、アマチュアオーケストラ最大の課題となっている「財政難」や「指導者不足」に対応するため、「トヨタ自動車株式会社」並びに「全国のトヨタ販売店グループ」が、各地のアマチュアオーケストラを支援しているコンサートシリーズです。
この「コンサート」は、主に次のような趣旨で、全国各地にて開催されています。
- たくさんの人に、もっと気楽に音楽に触れてもらいたい
- なかなかコンサートへ足を運べない方々に、生のオーケストラの演奏を聞いてもらいたい
- 地元オーケストラを主体に、「市民参加型コンサート」という形で、地域の文化向上に役立ちたい
今年の8月21日に勝山市民会館にて、「かつやまの音楽家のたまごたちコンサート2010」が開催されました。
この企画は、本日の「トヨタ・コミュニティ・コンサート in 恐竜のまち かつやま」で、福井室内管弦楽団と協演できる「協奏曲ソリストオーディション」も兼ねていました。
その時のオーディションで、「4人のたまごたち」が見事合格し、今日がその「晴れ舞台に臨む日」だったのです。
コンサートの第一部では、ピアノ、チェロ、フルートの4人が、見事に、堂々と福井室内管弦楽団との夢の共演を果たしました。
緊張しながらも、若さ溢れるみずみずしい音色が心に響きました。共演を果たした彼女たちの将来は、きっと有望な音楽家になってくれることでしょう。
彼女たち自身の日頃の努力は元より、沢山の人たちのお陰で、このような素晴らしい機会に巡り会えたこと、そして、今日の感激と暖かい拍手を忘れないでしょう。
第二部では、地元の中部中学校、北部中学校の吹奏樂部と、福井室内管弦楽団との共演で、曲目は「行進曲、錨をあげて」でした。
管弦楽器の優しい音色の後で、吹奏楽器の量感のある豊かな音色が加わると、迫力や重層感が増し、さらに一段と生の演奏の素晴らしさを感じます。
本日のコンサートの中で、私が一番感動したのは、「地元合唱団」と「福井室内管弦楽団」、「中学校の吹奏樂部」との共演です。
曲目は、中学校の合唱コンクールや卒業式でよく歌われる「大地讃頌(だいちさんしょう)」でした。
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次の動画は 小平第二中学校3年生による大地讃頌 混声四部合唱の模様です。
この「大地讃頌」とは、混声合唱とオーケストラのための
カンタータ「士の歌」の中の「フィナーレ曲」だそうです。
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地元合唱団は、今日のコンサートのために、地元勝山で活動している「若鮎」、「カトレア」、「ゴスペル」の市民合唱団3グループと、有志で結成された「恐竜のまち かつやま合唱団」で組織されています。
地元合唱団の皆さんは、福井室内管弦楽団と中学校の吹奏樂部の総勢70人近くの伴奏の元、素晴らしい歌声を披露されました。
母なる大地への感謝、讃美の歌詞と、壮大な曲層がホール全体に広がり、崇高で神秘的な気品高い空気が広がり、熱き思いが湧き上がってきます。
本当にこの「大地讃頌」は、いい歌ですね。
そして、「大地讃頌」もさることながら、本日の企画は、このコンサートが目指す目標を見事に達成されたのではないでしょうか。
参加された皆さん、素晴らしい演奏を有り難うございました。
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