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2011年4月10日 (日)

被災地布教その2

本日の午前中、仙台市宮城野区に行って来ました。

ここ宮城野区は、海から2キロ以上離れた地区ですが、大津波によって壊滅状態です。

こうして実際に現場に立つと、報道で見るのとはずいぶん違うことを知りました。

道路沿いの田圃には、沢山の車や家屋が散乱しており、現場では臭いも感じられ、ショックで言葉を失いました。

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そこでは多くの自衛隊員による撤去作業や不明者の捜索活動が行なわれています。

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昨年ご縁を頂いた宮城野区の専能寺様も、地震と津波の被害に遭われました。

立派な山門は倒れ、本堂と庫裏は津波によって壊滅状態です。

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専能寺の坊守様より「本当に地震と津波の恐ろしさをつくづく知らされました」と、震災当日の被害状況をいろいろ聞かせて頂きました。

そして、「今後は1日も早く復興していきたい」と思いを語られる側には、親鸞聖人像が瓦礫の中に埋もれています。

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午後からは仙台別院の常例布教に出講です。

高田ご輪番の導師で職員と参詣者が勤行して、法座が始まりました。

ご輪番は、「震災に遭った中で、皆様が法座にお参り下さいましたことは、大変にうれしく、有り難いことです」とご挨拶されました。

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法座終了後は、ご参詣の皆様とともに茶話会です。

お互いに無事に聴聞できた有り難さを噛み締め、このたびの震災を通してそれぞれ感じたことを語り合いました。