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2011年5月 4日 (水)

日本のハワイ

鳥取市青谷町の隆建寺さまの書院で休ませて頂いた時、掛け軸の「書」に目が留まりました

この「書」は、ご住職の作られた俳句とのことです。

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秋草を 活け駅長の 朝仕事

この句は、以前、坊守さまを若桜駅(わかさえき)に送りに行った時に、駅長さんが「乗客の方々が少しでも心が和むように」と、草花を活けていた姿を見て、俳句にされたものだそうです。

先輩の勧めでNHK教育テレビの俳句番組に投稿したら、全国から寄せられた多くの俳句の中で「特選一席」に選ばれたそうです。

以来、ご住職はすっかり俳句の世界にはまり、今では地域のご門徒と一緒に俳句を作り、本堂に沢山の俳句作品が掲げてありました。

念仏の 風光薫る 青谷かな (拙者駄作)

隆建寺さまの後は、香宝寺(東伯郡湯梨浜町)さまにご縁を頂きました。

現在は、合併により東伯郡湯梨浜町となりましたが、ここ東伯郡羽合町は、「日本の(羽合町)ハワイ」と呼ばれています。

米国ハワイと姉妹提携している町なのです。

噂では、「役場に勤務している職員さんは、アロハシャツで仕事している」と聞きました。

そんな湯梨浜町の道路には、沢山のヤシの木が続いています。

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何か久しぶりのハワイに来たような感じさえします。

平成3年に「本願寺特別派遣布教使」として、40日間米国ハワイ教区に布教出講したことを思い出しました。

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1日目の宿泊は「はわい温泉 羽衣」です。

宿は「山陰八景のひとつ」と言われる東郷湖に佇む湖畔の宿です。

湖面にくつろぐ水鳥のように、のんびり羽を休め、心もほぐさせていただきました。

早朝、東郷湖には沢山の小船がシジミ取りをしています。

今の時期はシジミ漁が盛んなようです。

もちろん朝食には、シジミのお味噌汁が出ます。

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お宿を後にして、9時より香宝寺さまの降誕会法要が始まりました。