在家法座
本日、永平寺町市野々地区の「定例講法座」のご縁をいただきました。
ここ永平寺町市野々地区は、すぐ近くに曹洞宗の大本山永平寺があり、約30戸の集落では年に一度法座を開いておられるそうです。
法座のお宿は尾下さま宅で、講は現在では希少となった「在家法座」の形態でした。
このたびの法座は、平日の午後と夜だったのですが、それでもたくさんの方がお参りくださいました。
尾下さま宅は、お内仏の後方に「坊主部屋」と称する「僧侶の控室」があり、現代の家には無い造りのお宅です。
そして、尾下さま宅で何よりも驚いたのは、仏間の襖に見事な「二河白道」の絵図が描かれてあったことです。
この絵図はかなりの年代物で、また、すばらしい絵でしたので、急遽、準備していた法話の内容を変更して、「善導大師の二河白道」をお取り次ぎさせていただきました。
ご法地、市野々地区の在家法座では、それはそれは皆さん熱心にお聴聞くださり、夜席へも家族揃ってお参りくださるその姿に「真宗寺院の原点」である「念仏道場」を感じさせていただいたことです。
法座の終了後には、いろいろご質問くださり、尊いご法縁に遇わせていただいたことです。
お世話方の福田さま、お宿の尾下さま、このたびは大変お世話になり、誠に有り難うございました。
夜はかなり冷え込みましたが、部屋いっぱいに広がるお念仏の声に、心温かくお念仏を申しながら帰宅させていただきました。
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