見えなくてもあるもの
今年度も、T保育園のキリン組さんの園児たちが、月一回の参拝に来てくれています。
二回目の今日は、あいにく小雨が降る天気でしたが、皆、元気に傘をさしてお参りです。
前回は、昨年度お参りしてくれたお兄さん、お姉さんたちと一緒だったので、初めてでも、見よう見まねでチャレンジしてくれていました。
でも、今回は、どの子ども達も、幾分緊張ぎみです。
どうも、保育園で先生に「お寺では静かに」と言われてきたのでしょう。
皆、口々に「静かに!」、「静かに!」と言い合いながら入ってきました。
今日は、最初に「いのちのまつり」を聞いてもらいました。
目には見えないけれど、沢山のいのちをいただいて、私のいのちがあること、そして、そのいのちに見守られていることをお話しました。
みんな!目には見えないけれど
ちゃんとあるものがあるよ!
たとえば、雨の日の太陽は
見えないけれど、ちゃんとある。
そして「風」も、そうですね。
今からうちわで、風をみんなに届けます。
風が見えるか、しっかり見ててね。
大きなうちわで、あおいで、風を送りました。
みんなは、すぐさま、見えた!、見えた!、と嬉しそうに、答えてくれました。
坊守:えっ!見えたの?
園児:うん、見えたよ!
坊守:じゃあ、何色だった?
園児:きいろ!
園児:しろ!
園児:くろ!
坊守:う~ん、もういいです。
子供たちの、想像力にはかないません。なかなか、こちらが思うようには、答えてくれません。
でも、子供たちには、見えるのかもしれませんね。
今年も、子供たちと一緒に、仏さまにお会いしましょう。
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