T保育園参拝
梅雨とはいえ、晴天が続く蒸し暑い今日、園児たちが今月も元気いっぱいの笑顔で参拝してくれました。
園児たちの足で15分ほどでしょうか? 寺へ着いた園児たちは、じっとりと汗をかいていました。
この梅雨時期の参拝は、雨天延期になることが多く、今日のこの日に参拝できたことは、本当に希なことかもしれません。
園児たちは本堂へ入り、阿弥陀如来さまへ元気に挨拶を済ませると、持参した水筒の飲み物で一息です。
さあ、まずは「お話し」からです。お話しの時は、できるだけ正座をして聞いてもらいます。
園児たちは、「正座」のことを「お母さん座り」と呼んでいます。
ちなみに「お父さん座り」は「あぐら」で、「赤ちゃん座り」は「膝を伸ばす姿勢」、「運動座り」は「足を三角に立てる姿勢」なんだそうです。
今日、改めて気付いたのですが、お話しを始める前に「足が痛くなったら赤ちゃん座りをしてね」とお願いすると、行儀良く正座して聞いてくれるようです。
何事も頭ごなしに「こうしなさいよ」というと、返ってダメなようですね。
先月は、「目には見えなくても、存在するものは、たくさんあるんだよ」ということをお話ししました。
おさらいすると、みんなしっかり覚えていてくれて「風」と返事が返ってきました。
今日は「見えなくても、いるもの」の第2弾です。
絵本「こびとづかん」でお馴染みの「なばたとしたかさん」の「みんなのこびと」を聞いてもらいました。
絵がいわゆる「普通のコビト」と違って「キモカワいい」ので、イメージに合わないように思っていたのですが、意外や意外、想像以上に園児たちに受け入れられているのです。
園児たちは、たくさんのコビトの名前を知っていて、私に教えてくれます。
さて、世の中には「見えるもの」と「見えないもの」があります。
むしろ「見えないもののほうが、大切なものは多い」と私は思うのです。
現実は、たくさんの「目に見えない大事なもの」によって支えられている気がいたします。
楽しい時、嬉しい時、悲しい時、嫌な時、どんな時でも見ていてくださる方がいらっしゃいます。
園児たちに「その方に『ありがとう』と、お礼を言うのがお参りなんですよ」とお伝えしました。
園児たちは、とても一生懸命に聞いてくれ、「もっと聞かせて」のリクエストに応えて「ともだちをたすけたゾウたち」も読みました。
みんな手を振りながら名残惜しそうに帰って行きました。
また、来月にね~
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