家庭法座 No.315 号
去り往きし 人なつかしき 石塔の影
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
春と秋のお彼岸と共に、この「お盆の時期」は、お墓参りをする季節です。
この世の縁が尽きて亡くなった方は、み彿の手に抱かれてお浄土に生れます。
ですから、亡き方はお墓の下におられるわけではありません。
お墓は亡き方の身体の一部分である遺骨を大切に納めたり、永く名を残すための場所であります。
しかし、「故人が建てたお墓」へ、「故人と一緒にお参りしたお墓」へ、「故人を偲んで建てたお墓」へお参りするたびに、在りし日の故人が思い出されます。
永遠に生きたいのに、私たちは、皆、何時か死ななければなりません。
悲しいことですが、愛する人と別れねばなりません。
だからこそ、今生きている、生かされている幸せを噛みしめながら、人生を立派に生き抜きたいものですね。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
今月の行事案内
・常例法座 8月20日(土曜日)午前&午後
どなたでもお参りください。
コメント