家庭法座 No.346 号
一輪の 梅の芳香を み仏に
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各地で「梅の花が見頃」となる季節になりました。
細い枝に小さな「梅の花」がポツンと咲いて、それが「得も言えぬ品の良い芳香」を漂わせます。
その一輪をそっと手折って、「お仏壇にお供え」したくなります。
およそ550年前、本願寺第八世の蓮如上人は、廊下に落ちている紙切れを拾い上げ、「紙片といえども、全て仏法領のもの(仏さまから恵まれた)もの、もったいない」と「両手で押し頂かれた」と言われます。
そうした「由来」にも倣い、何をするにも「仏さまのお蔭である」と「感謝する姿勢」は、代々に渡って「真宗門徒のたしなみ」として残っています。
例えば、現代の私たちも、朝一番にお仏壇にお仏飯をお供えしてから朝食をいただきます。
お土産にもらったお菓子も、家の裏でもいだ果物も、先ずは仏さまにお供えし、その「おさがり」を頂戴するのが「しきたり」です。
私たちの生活を支えるもの総ては、元々「仏法領のもの(仏さまから恵まれたもの)」で、それを頂いて生活させていただいているのだと感謝するのです。
有難いことですね。何事も「先ずは仏さま、自分は二番目、三番目」という気持ちが大切ですネ。
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今月の行事案内
・常例法座 2月20日(水曜日)午前&午後
どなたでもお誘い合わせお参りください
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