家庭法座 No.359 号
いつくしみ やさしい心 忘れずに
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人間だけでなく、「動物」も、「植物」も、ひいては「この世に生きる全てのもの」は「如何にして自分の生命を強くするか」を抱いて生きています。
そして、より良く生き、それを「後の世に伝えるか」を懸命に考えながら生きています。
そのために「人間」も、「動物」も、働き、食べ、結婚し、子育てをするのです。
植物も、枝を伸ばし、花を開き、時には岩をも砕きながら根を伸ばします。
しかし、自分を主張することは、同時に「他を圧迫し、侵し、損う危険性」と常に同居しています。
一方、私たちは、自分だけでは生きられません。
この「自分と他者との関係」は、生きる者にとっての「最大の矛盾」なのです。
佛教の根本問題は、この「自分と他者との問題」つまり「いつくしむ心」や「やさしい心」を如何に育てるかにあります。
み仏は「この心」を修行し、「この心」を教えられました。
私たちも「この心」を忘れずに生き続けねばなりません。
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今月の行事案内
・彼岸会法座 3月20日(金曜日)午前&午後
どなたでもお誘い合わせお参りください
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