家庭法座 No.384 号
佛子も 甘露を潅ぐ 佛生会
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お釈迦さまのお誕生を祝う行事を「花祭り」とか「佛生会(ぶっしょうえ)」、「潅佛会(かんぶつえ)」などと申します。
野も山も花が咲き乱れる頃のお祝いだから「花祭り」とも、お釈迦さま(仏さま)が生まれた日のお祝いだから「佛生会」とも言われます。
また、「ルンビニー園」という花園でお釈迦さまが生まれた時、天から龍が降りてきてお釈迦さまに「香りのいい湯を注いだ」と言われます。
そうした言い伝えから、色とりどりの花で飾られた小さい「お堂(花御堂)」の中に、小さな「お釈迦さまの像(誕生仏)」を安置し、甘茶を潅いでお参りをするので「潅佛会」とも言われます。
こうして、お釈迦さまがこの世にお出ましくださったから、今、私は「お念仏」に出遇うことができました。「お誕生ありがとうございます」とお勤めするのがこれらの行事です。
この世の命は終わっても、お浄土において「永遠の命」をいただいて生きさせていただくのが、この「お念仏(浄土真宗)の教え」です。
ところで「永遠の命」とはなんでしょうか。
それは、私たちが親から子へ、孫へと永遠に仰ぎ、護り、伝えなければならない「尊い仏法」のことです。
阿弥陀如来のお慈悲を喜び、お念仏を申し、「永遠の命の国(お浄土)」への歩みを運びましょう。
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・常例法座 4月20日(水曜日)午前9時30分~
午前中のみです
マスク着用の上 どなたでも ご参拝ください
(※コロナ感染状況で休座する場合もあります)
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