お寺で遊ぼう
22日(水曜日)、昨年に引き続き、西宮寺を会場に「子供の集い」が開催されました。
この「子供の集い」は、勝山公民館の「夏休み企画」で「お寺で遊ぼう」と銘打って、市内の子供たちの参加を募りました。
今年の「子供の集い」には、22名の子供たちが参加してくれ、午後1時より夜8時まで楽しく過ごしてくれたようです。
まず、開会式です。その後、自己紹介を兼ねて名刺交換をし、坊守が子供たち同士が和むようなお話しをしてくれました。
少し打ち解けたところで「工作教室」です。子供たちには「貼り絵」と「牛乳パックで作るヨーヨー」に挑戦してもらいました。
山下清画伯ほどの「迫力」や「生命感」には遠く及びませんが、色使いなど、子供たちの創意工夫が見られ、みんなそこそこの出来です。
続いて「スイカ割り」です。みんなのアドバイスや、記憶を頼りに「エイッ!」と棒を振りおろすのですが、これがなかなかスイカに当たらないんですよね。
それから「お寺の掃除」を体験してもらいました。掃除で汗かいた後は、近くの銭湯で「ひと風呂浴びる爽快さ」を味わってもらいました。
お風呂に入ってさっぱりした後は、お楽しみの夕食です。メニューは「流しソーメン」と「カレーライス」を用意いたしました。
夕食後は、毎年8月22日、23日の両日に厳修される「顕如講」へお参りするため、道路を挟んでお向かいの尊光寺さんに伺います。
ご住職より直々にお話をお聞かせいただき、西宮寺へ戻って今度は「肝試し大会」です。本当に盛りだくさんの「子供の集い」でした。
初めて顔を合わす子供たちもいましたが、すぐに打ち解け、グループになって行動する時などは、上級生が下級生の世話をする姿も見られました。
きっと、普段の学校生活では味わうことができない貴重な時間を提供できたのではないかと思います。
何と言っても、お寺で開催される「子供の集い」の「一番の醍醐味」は、参加した子供たちと、子供たちを迎えに来られた保護者とが、「一緒にご法話を聞いてもらうこと」にあります。
西宮寺の本堂に大人も子どもも集い、皆さんの真剣な眼差しが住職に向けられ、食い入るようにご法話をお聴きになります。
そんな皆さんの姿から「何よりの『心のお土産』をお持ち帰りいただける」と嬉しくなりました。
お寺を預かるものにとって、こうして「親子が揃ってお寺で手を合わせ、お聴聞してくれること」が最高の幸せです。
残暑の厳しい中、夜のひととき心を静め、ご法話に耳を傾けてくださり、お念仏と共に解散しました。
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