若院日記 Feed

2012年8月21日 (火)

8月常例法座

昨日は、西宮寺の常例法座でした。

今月の常例法座のご講師は、大阪教区 浄福寺(東大阪市)のご住職で、西村哲夫先生です。

西村先生と父(住職)は、大阪の行信教校で共に学んだ法友でもあります。

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西村先生は、時折ユーモアを織り交ぜながら、味わい深くお取り次ぎくださり、その柔らかい雰囲気の中にも、厳しいお言葉を頂戴したような気がいたしました。

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お参りされた皆さんも、頷いたり、笑ったりされ、穏やかにお聴聞されていたようです。

こうして暑い中でも、常例法座に足を運んでくださり、本当に有り難いことであります。

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2012年5月25日 (金)

永代経法要

先日19、20日に、永代経法要が勤まりました。19日にはチェロコンサートもあり、たくさんの方がお参りくださいました。

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永代経のお取り次ぎには、富山教区 発願寺 ご住職の川崎先生にご出講いただきました。

川崎先生のお取り次ぎは、大変分かりやすく、生と死について身に染みる有り難いご法話でした。

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川崎先生は、時折、富山の方言を交えながら、楽しく、そして、味わい深いお取り次ぎでありました。

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永代経とは、「永代に渡って『仏さまの教え』と『仏様のこころ』が伝わっていくように」とのご法要です。南無阿弥陀仏。

2012年5月20日 (日)

永代経法要・チェロミニコンサート

昨晩、自坊の永代経の法座が勤まりました。

お勤めの前に、チェロコンサートがあり、勝山市国際交流員のマーク・オハラ氏に演奏していただきました。

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おくりびとのテーマ曲や、バッハの無伴奏チェロ組曲第一番、白鳥、美空ひばりの「川の流れのように」などの楽曲でした。

初めてチェロの生音を聴いて感動しました。

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夜のお座にもかかわらず、たくさんの参詣者がありました。普段見かけない方も、チェロの演奏をご縁としてお参りいただきました。

これがきっかけとなって、仏縁を育んでいただければなおありがたいことです。

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2012年4月22日 (日)

桜満開の常例法座

先日20日に常例法座に出勤しました。九頭竜川の弁天桜がちょうど満開で、春らしい日になりました。

午前中のお座は住職が法話を2席、「歎異抄12条」についての話でした。

大変わかりやすく、それでいて教義をきちっとおさえている所は勉強になりました。そして、ご法義を味わうことができました。

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私は、午後から2席、正信偈について御文を味わいながらお取次ぎさせていただきました。先日参加した音楽イベントの話もしました。

反省点は、1席目は時間通り話ができたのですが、2席目は時間通りだなと思って話してまとめたところ、15分ほどしか経っていなくて、短くなってしまったことです。

不思議なもので、だいぶ長い時間話したつもりでも、まったく時計の針が進んでいない事があるんですね。何回も何回も話して感覚を身に着けていかなければと思いました。

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2012年4月14日 (土)

春のお御堂ライブ

さきほど、「春のお御堂ライブ2012 ~うた、こえ、ひびく~」が無事に終わりました。

スタッフの方々、雅友会の方々、本当にご苦労様でした。

私は、「雅楽と声明」という法要に結集として出勤しました。ライトアップされたりして、普段の法要とは違う独特の雰囲気でした。

また、その後の音楽ライブでは「ナナ・イロ」さんと、「三浦明利」さんの演奏が聞けました。

ナナ・イロさんと三浦明利さんの鼎談では、被災地に音楽活動やボランティアで行かれた体験談が聞けて、本当に心に響くものがありました。

私は、被災地に赴いて実際に見て体験した事は無いので、えらそうな事は言えませんが、大切なのは、被災地の方の心に寄り添うことなんだなと改めて気づかされました。

また、三浦明利さんは「寺院はかつてその地域の文化の発信源であった、音楽を通じて教えを伝える事はごく自然な事で、新しいものを取り入れて仏法を伝えていって下さい」と話されました。

そして、ご自身の仏法の味わいを歌にされていて、分かりやすくありがたいなあと感じました。

今日は本当にすばらしいご縁をいただきました。南無阿弥陀仏。

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2012年2月20日 (月)

2月の常例法座

今月の常例法座は大変でした。

父(住職)は県外出講と母(坊守)も法事で不在になった為に

従って、午前中の法座は、僕一人で務めることになりました。

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過去に住職不在の時はありましたが、坊守も不在ですと、少し不安でした。

勤行と2席の法話をさせていただき、世話役さんのお世話もあって、滞りなく午前中の法座は終わりました。

今月の法話は、正信偈について味わわせていただきました。

普段から真宗門徒にとって馴染みの深いおつとめである正信偈を、「もっと知りたい」という声があったので、ご讃題に偈前の文をいただきました。

2席目には帰敬の御文、「帰命無量~」からいただきました。

聴聞される方が、寒い時期にもかかわらず30人以上来ていただいて、ありがたい事であります。

聞き上手というか、本当に熱心に聴聞されているので、こちらも一生懸命お取次ぎさせていただきました。

午後は、母(坊守)が出勤し、奥田順誓先生に御法話をしていただきました。

今月は慌ただしい常例法座となりました。

2012年2月13日 (月)

ありがたい光景

先ほど通夜から帰宅。

勤め先の住職が村のお講で出れないので、一人で通夜へ。

やっぱり何度出ても、一人で出仕するのは緊張します。

でも、そんな中、一緒に正信偈を大きな声でおつとめする方が。

自分も負けじと大きな声でおつとめしました。

加賀など石川では、通夜は参列者全員で正信偈をおつとめして、僧侶が退出した後それぞれが焼香をするという流れになっています。

待合室では、5~6歳くらいの子供達が正信偈の練習をしていたので「本当にありがたいなあ」と感じました。

ナンマンダブツ。

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2012年1月20日 (金)

寺青会(寺族青年会)布教大会

今日は、西宮寺の御正忌報恩講でした。

それに合わせて、寺青会(寺族青年会)の布教大会が開催されました。

私もご縁をいただいてお取りつぎさせていただきました。

自分の中では間違いなかったなと思っても、住職には「ところどころ間違っていたぞ」と指摘されました。

やはりこのように、いろんな方々、同じ僧侶仲間に聴聞していただくことで、いろんなことが気づかされるなあと感じました。

そして夜は懇親会が開かれ、先輩方からお話をたくさん聞かせていただき、本当に勉強になりました。

またこの様なご縁があれば参加させていただいきたいと思いました。

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2010年11月11日 (木)

T寺報恩講

本日はK組のT寺様の報恩講に出勤しました。 お天気は昨日に比べると、うってかわって快晴になりました。

T寺様の在所は山中温泉であり、山中漆器のろくろを回している工房があります。

去年出勤した時は、工房を見学して木地をろくろで回しているところを見せていただきました。

私は今までろくろで回すのは、陶器作りの時だけのイメージがあったので大変驚きました。

さて、今日は御満座であります。 報恩講作法がお勤まりになりました。

本日満座で拝読された巻物は嘆徳文です。本山でも一月十六日の御満座で拝読されます。

この嘆徳文は、本願寺第四代善如上人の求めに応じて存覚上人が制作されたものです。

内容は親鸞聖人のお徳を讃嘆されたもので、他力の教えについてや、親鸞聖人ご流罪についてなど、生涯についても触れられた書物であります。

伝統的な読み方で拝読され、ありがたい御文でありました。

ご満座が勤まったあとは、家庭の報恩講に何軒かお参りして帰宅しました。

しかし、この寒い気候のせいか、風邪を引いてしまいました。

この時期は体調管理をしっかりしなければと反省であります(^^;)

2010年11月 7日 (日)

R仙寺さまお待ち受け法要

今日、龍川組のR仙寺さまの750回大遠忌お待ち受けの法要が勤まりました。

報恩講のお付き合いの関係で、住職の代務で逮夜を出勤させていただきました。

午前中は、住職継職並びに、本堂修復慶讃法要が勤まり、住職が出勤しました。

私は逮夜からの出勤で庭儀にてお始まりでした。近くの寺院より出発して、市内を法中、ご門徒、稚児と行列を組んで歩いて行きました。

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天気にも恵まれて、少し汗をかくぐらいの陽気でした。大勢の人々が見物していました。

かわいい稚児も元気に親と一緒に歩いていました。happy02

そして庭儀はお寺に到着して、本堂内でいよいよ法要であります。

お逮夜は宗祖讃迎作法です。親鸞聖人の遺徳を讃えた和讃を唱えて、内陣を行道をして散華をしました。参詣者一同感動のお念仏でした。

このような大法要に出勤することは、五十年に一度の事なので良い経験をさせていただきました。多くのこと学ばさせていただきました。

ただ、法要が打ち上げ花火で終わってはならないと思いました。この度の法要を機縁として益々お念仏繁盛されることが大切だと思いました。

いよいよ明年は御本山で宗祖七百五十回大遠忌法要が始まります。

親鸞聖人が仰った「唯念仏して弥陀にたすけられまいらすべし」をよき人の仰せを聴聞させていただきます。

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