本当にぜいたく煮だわ~
北陸の「郷土料理」といえば、「里芋の煮っころがし」、「すこ」、「鮎料理」、「ぬかご和え」、「山菜を使った料理」など、たくさんあります。
私にとっての「郷土料理のダントツ」は、何と言っても「古タクワンのぜいたく煮」です。
誰が名付けた「ぜいたく煮」。酸っぱくなりかけた、漬かりきったタクワンの塩分を出し切って、味を付けて煮る。
そのままでも食べられるタクワンを、わざわざ一手間をかける。大根を漬けることから考えると、ちょっとやそっとでは食べれないこの「ぜいたく煮」。
タクワンを漬ける家庭も、年々少なくなってきた今日この頃、古タクワンを頂戴すると、もー気合いを入れて作ります。
でも、塩抜きするときの匂いが、これまた強烈。三軒お隣でも分かってしまうほどの匂いなのです。
それなのに炊いてしまうと、もーこれが最高の味なのです! 実家の関西地方には無かったこの料理に、ドップリ惚れ込んでいる私なのです。
ですが、子供たちは見向きもせず、知らん振り。この「ぜいたく煮」、いつ「おふくろの得意料理のひとつ」にあげてくれるか心配の私です。
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