23回目の忘年会
先日、忘年会に行ってきました。
上の子供、若院が1歳のころ、住職が吉崎別院に勤めていた関係で、私たち家族は吉崎に住んでいました。
それは、西宮寺に入寺するまでの10年間を吉崎で過ごしたことになります。
ちなみに、長女も、次男も吉崎で生まれました。西宮寺に入寺したのは、次男が2歳の時でした。
そんな「吉崎時代」に、6人の育児仲間ができました。
それぞれの子供たちがよく似た年齢で、子供は子供で遊び、親は親で悩み事や愚痴の言い合いをしながらストレスを発散していました。
そんな「育児仲間」のお陰で、精神的にも、肉体的にもハードな「育児期」をなんとか過ごせたのです。
ある年の暮れ、「私たち主婦も忘年会をしたい!」、「なんで亭主ばかりが忘年会なの?」と、子連れで宴会など行ったことがない母親たちの切なる願いから、「それなら子連れで、それも父親が一緒なら食事の心配もしなくていいし、父親に子守もしてもらえる」ということで、「泊りがけで家族ぐるみの忘年会をしよう」ということになりました。
それから毎年、一度の休みもなく、今回がなーんと「23回目の育児仲間の忘年会」となりました。
この会の発足のきっかけとなった「当の子供たちは」というと、受験や部活などがあって日程が組めず、ここ10年は夫婦のみの出席となっています。
今回、23回目となる忘年会の会場は、吉崎の近くの「北潟湖畔荘」です。育児仲間のほぼ全員が出席してくれました。
よくもまあこれだけ続いたことと感心します。
職業も、住所も、バラバラなのに、年に一度だけ集まっては、近況と懐かしい吉崎の思い出を語らい、「また来年ネ!」と帰っていく。
そして、「みんな変わらんネー」と言いながら、頭とシワとは、年齢を隠し切れず、お互い重ねた歳を慰め励ましあっています。
でも、いつも「来年こそは、みんなを驚かすほどに若返ってやる」と堅い、堅い決意をするのですが、毎年、忘年会の3日ほど前にあせって「仕方がないか」と‥‥。
みんなと再会して「なーんだ、みんなも一緒じゃーん」と安心するのです。
育児仲間の忘年会は、「いいんだ、いいんだ、これで」と、自分を認められる安定剤のようなものです。
どうか、これからも続きますように。
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