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2010年6月24日 (木)

グループホームのご縁

本日の午後、勝山市の郊外の田園が広がる住宅地の中にある「愛の家グループホーム勝山荒土」にご縁をいただき、歌とお話に行って来ました。

こちらの施設は、「認知症対応型共同生活介護事業所(認知症高齢者グループホーム)」の指定を受けた施設です。

家庭的な雰囲気を取り入れ、我が家にいるがごとく開放的で、入居者は得意なことや家事等の役割を持ち、協力して共同生活をする施設だそうです。

もちろん、こちらの施設にも「介護士の方」や「食事を作って下さる方」、「看護士の方」がおられます。

施設の特徴は、「少人数の入居で、すぐに目が届き、ご自宅での生活の延長として過ごしていただける施設」とのことです。

現在、こちら施設では20人弱の方が入居されていて、勝山市ではこのような「少人数のグループホーム」が数か所できています。

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本日は、14~5人の入居者の皆さんと共に「手遊び」や「法味替え歌」を通してお話を進めました。

演歌の替え歌になると、皆さん、生き生きと大きな声で歌って下さいます。(やっぱり歌は、いいですよね~)

お話では、「生きるということ、死ぬということ、仏に遇うということ」などについて、ちょうど自分の両親へ尋ねるように、私の味わいを聞いていただきました。

人生の大先輩を前に、「そんな当たり前のことを、今さら言われなくても分かっている」というような内容にも、皆さん「うん、うん」と頷いてくださいます。

そんな皆さんの聞き上手に助けられ、役割の一時間は、アッという間に過ぎてしまいました。

3時には、手づくりのフルーツヨーグルトを、皆さんと一緒に頂きました。

いよいよ「高齢者社会」が現実となり、手厚い福祉が進む反面、精神的なケアーが行き届かなくて、日々の生活に追われ、介護される方も、介護する方も、いろいろな悩みを抱えての毎日のようです。

介護士の方から質問や、悩み相談があり、「反対に私の方が皆さんにアドバイスしてもらいたいぐらいですよ。愚痴だらけですのに~」と正直に申しました。

(いい格好しても、すぐにバレてしまいますものね)

また、ご縁があれば寄せていただきます。  合掌