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2010年11月 3日 (水)

交流サロン上映会

勝山市片瀬町の「地場産センター(奥越地域地場産業振興センター)」にある喫茶コーナーが、9月より「農、工、商連携推進事業」の取り組みで「地場サロン」また「交流サロン」として開放されることになりました。

その「交流サロン」に、「四葉のクローバー会」の会員のSさんが携わることになりました。

そして、Sさんは、その「交流サロンの仕事初め」として「中央アジアの遊牧民のことを少しでも知っていただきたい」と「映画:ヒマラヤ(日本名=キャラバン)の上映」を企画され、その上映会に行ってきました。

この映画は、ヒマラヤの奥深く、ネパール高地に住む部族の厳しい大自然に挑み、生死をかけたキャラバン生活が描かれた稀有なるドラマです。

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映画には、厳しい山岳の自然を背景に、新旧リーダーの葛藤が描かれています。

彼らの村は、樹木も生育できないヒマラヤの奥深い山中にあり、厳しい冬を生き延びるためには、ヤクの背に塩を載せて運び、食糧である麦と交換するキャラバンを行わなければなりません。

    数千メートルの嶺を越え、数百年の間に切り開かれたわずかな道をたどって、北から南へ、生死を賭けた旅を繰り返す彼ら。

    山に生きる民として、大自然に抱かれた者として、次世代の指導者を巡り、二つの世代が対立する。

    あくまでも神託の吉日に従って出発しようとする長老と、そのやり方に反発するかのように大多数の村人たちを率いて旅立つ若者。

    そして、厳しいキャラバンの旅の中で、二人の男の葛藤を目の当たりにした少年は、遠い将来に伝説的な長老となる成長の第一歩を踏み出す。

長老の「経験に裏打ちされた考え」と、若者の「合理的な考え」がことごとくぶつかりますが、過酷な旅を経験することでお互いを理解し、認め合うといったストーリーでした。

この上映会には、個性豊かな方(?)ばかり10数人が集まり、上映後も初めての出会いとも思えないぐらい打ち解け、話が盛り上がりました。

Sさん、本当に「交流サロン」の名にふさわしい企画となりましたね。企画の成功おめでとうございます。

そうそう、Sさんは数年前にネパールで1か月も修行をされ、その修行の際に会得した「ネパール茶」を参加された皆さんに振る舞ってくださいました。

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この「ネパール茶」には、ミルクと砂糖がたぷっり入ったお茶で、「生姜のスパイスが効いた甘いミルクティ」って感じで、芯から暖まるお茶でした。

Sさん、そして、参加された皆さん、ごちそうさまでした。