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2010年12月 5日 (日)

見てきました!

先日、ブログでお知らせした「宇野重吉演劇祭2010」の「アラル海鳥瞰図」を見てきました。

公演は、4日(土曜日)の午後2時と午後7時開演、そして、本日5日(日曜日)の午後2時開演でした。

そして、今朝の福井新聞にも、土曜の公演の熱演ぶりが、大きく記事になっていました。

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この福井新聞に載っている「チエミニさん」は、何を隠そう「我らがヨツクロの歌姫」なのです。

チエミニさんは、記者の取材に次のように答えています。

    宇野さんに、「おまえは、真剣に生きているか」と、問われている
    ように思えた。

    生きていることが楽しいと思えるまで真剣に芝居に向き合わないと
    お客さんに思いは伝わらない。

う~ん、チエミニさん、芝居にかけるすごい情熱です。新聞を読んでさらに拍車がかかり、も~楽しみに出かけてきました。

この「アラル海鳥瞰図」は、「上演するには大変難しい」とされる作品です。役者にとっては、力量が問われる作品なのでしょう。

登場人物は、矼麻子、馬倒了、酒井春夏、木下日向子、竹下洸、高良愛、加藤友香の7人で、チエミニさんは、俳優を目指す「高良愛」役で演技します。

物語は、中国人パーソナリティー、高校生、大学院生、普通の人など、それぞれの視線から見た彼の地の過酷な現状が語られていきます。

(高校生の役は、現役の北陸高校の2年生が演じていました)

    中央アジアのカスピ海の東部にあるアラル海は、農業用水の汲み上げにより、以前の十分の一の面積に縮まり、今や枯渇しようとしている。

    同時に、集団移住した民族も、知られずに消えゆくのだろうか。

そういった状況の中で、7人の登場人物それぞれが、アラル海との出会いをモノローグ(独白)形式で語っていきます。

ですから、7人それぞれの独り語りだけで進む「朗読劇」で、登場人物同士が会話する構成ではありません。

そうです。それはまるで空飛ぶ鳥が地上を見たときの風景のようにです。「なるほど、それでアラル海鳥瞰図なんだ」と、やっと理解できました。

本当に7人とも「発声」や「声量」は元より、所作、間の取りようなど、それはそれは素晴らしい演技でした。

何と言っても、我らが歌姫、チエミニさんの演技が一番です。セリフの感じからも、役者としての力量が感じられました。

私などは、「こんな難しい役柄を見事に演じきるチエミニさんが、これだけで終わってしまうのは、もったいないなあ~」と思えてしまいます。

でも、きっと彼女なら、またすごいことに挑戦してくれそうです。チエミニさん、本当にお疲れさまでした。

(肝心のデジカメを忘れてしまいました。当然、撮影禁止なのですけどね)