信濃路の法縁
今回で16年目、今年も「長野別院の常例布教」で、お取り次ぎのご縁をいただいております。
ですから、本日のブログは、長野別院のネット回線をお借りして書いております。
ここ長野市は、勝山市と比較したら問題にならないほどの少ない積雪ですが、それでも「今年は珍しく大雪になった」とのことです。
さて、本日16日は、宗祖親鸞聖人のご命日(月忌)にあたり、長野別院でも「親鸞聖人御命日逮夜法要」が勤まりました。
逮夜法要は、小人数のご参詣で、その寂しい姿を見て、本堂前の親鸞聖人像が厳しく迫ってくるような感を受けました。
法要勤行は、副ご輪番、S師の調声で、十方に響き流れる声で勤まりました。
親鸞聖人のご生涯を偲び、「親鸞におきては、ただ念仏して弥陀にたす
けられまゐらすべしと、よきひと(法然)の仰せをかぶりて信ずるほか
に別の子細なきなり」と、法然聖人との出会いによって念仏に遇った喜
びを語り、お念仏を称えることは、阿弥陀さまの願いを聞くものである
本日のご縁では、このようなお話しをさせていただき、お取り次ぎの後、参詣の方々と茶話会で楽しく「語り合いの場」を持たせていただきました。
このように長野のお寺では法座終了後、必ず「茶話会」をされます。日常のお話し中からお念仏の教えを聞き開く「ご信心の伝統」なのでしょう。
信仰の座談を重視された蓮如上人も、「ものを言え、ものを言え」と言われ、「心底をさらけ出し、自らを今一度確かめよ」とお勧めです。
ですから、お互いに気兼ねなく話し合えるこの「茶話会の輪」に加わる「信濃路のご法縁」は、布教使として、また格別な楽しみなのです。
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