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2011年2月17日 (木)

PET Bottle Cap 六字名号

長野別院のすぐそばには、有名な「信州 善光寺」があり、その山内には多くの寺院が軒を並べています。

昔から「遠くとも一度は詣れ善光寺」とか「牛にひかれて善光寺参り」と言われるように、雪の中でも全国各地より参詣者が絶えないようです。

昨年に引き続き、このたびも「牛にひかれて」ではなく、「親鸞聖人のご遺徳にひかれて善光寺参り」をさせていただきました。

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今年はここ長野も大雪で、善光寺の本堂前は、屋根から落雪の危険があるため、迂回して内陣参拝することになっていました。

善光寺本堂の手前(西側)には、松を手に持って奉納される親鸞聖人の「お花松銅像」が立っています。

これは「越後より関東に向かう途中、ここ善光寺に参拝され、ご本尊に松を供えられた」との故事から建立されたようです。

また、善光寺の山内には「親鸞聖人が百日逗留された」といわれる「堂照坊」もあり、親鸞聖人が笹の葉で書かれたという「六字名号(笹文字御名号)」が厨子に収められ、本堂に安置されています。

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ところで「六字名号」とは「南無阿弥陀仏」ですが、このたび親鸞聖人750回大遠忌法要を迎えるに当たり、長野教区では第1ブロック少年連盟合同で「ペットボトルのキャップ(PET Bottle Cap)で六字名号」を制作されるそうです。

第1ブロックは、北海道教区、東北教区、新潟教区、国府教区、長野教区、東京教区の6教区で構成されています。

6教区の子供たちが、それぞれ六字名号の1文字ずつをペットボトルのキャップで制作し、それを六角形のお名号にして、親鸞聖人750回大遠忌法要の期間中ご本山に展示されるそうです。

もうすでに長野教区では「南無阿弥陀仏」の「弥」を作られました。

子供たちが完成させた「六字名号」のお念仏は、すばらしいものになりそうです。

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これをご縁に、一人でも多くお念仏をいただいてもらえたら、有り難いことです。