カタクリの花
今日は大野市中丁にあるS寺様の「降誕会法要(親鸞聖人の誕生1173年5月21日の祝法要)」のご法縁を頂きました。
S寺様は山の真下に本堂があり、未だに雪が残っていて、本堂は雪囲いで覆われています。
幸いに快晴に恵まれた一日でしたが、室内はかなり寒く、数台のストーブを炊いての法座でした。
法座は、午前二座、午後二座の計四席のご縁です。
親鸞聖人は、人間としての生れた甲斐は
仏法を聞いて阿弥陀さまのご本願に出遇うためである
と教えてくださいました
そんなお取り次ぎさせていただき、参詣された皆様、それは熱心にお聴聞してくださいました。
午後の法要では、ご住職が「東日本大震災の犠牲者追悼法要」もお勤めされました。
ご門徒の皆様は「被災された方々は本当に大変ですが、一日も早い復興を願っています」と語り合っておられました。
帰路途中の山沿いの道路には「かたくり祭り」と書かれた沢山のノボリ旗と大きな看板がありました。
見ますと、カタクリの花を見学できる場所でした。でも、まだ時期が早いようで来週あたりが見頃のようです。
カタクリの花は、比較的日光の差す落葉広葉樹林の林床に群生して、早春に下を向いた落葉から桃色の花を咲かせます。
この可憐なカタクリの花は、春を告げる「スプリング・エフェメラル(春の短い命)のひとつ」と言われています。
昔はカタクリの球根から抽出したデンプンを片栗粉として、調理に用いていました。
近年は「片栗粉」というと「ジャガイモから抽出したデンプン粉」のことを片栗粉というようになっているようです。
私が幼い頃などは、片栗粉をおやつとしてよく食べた記憶があります。
それに比べ「今はおやつひとつにしても、大変な贅沢をしているなあ」と反省しながら帰宅しました。
さて、明日は東北に行く準備をしなければなりません。
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