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2011年5月13日 (金)

托鉢

毎年、4月から5月にかけての連休は、勝山市内の本願寺派寺院22ケ寺(龍川組)にて托鉢を行なっています。

この托鉢の目的は、「龍川組内教化活動資金」として、ご門徒の皆様に淨財をお願いをするものです。

今年は龍仙寺、崇専寺、正琳寺、西宮寺の4ケ寺が主事を担当し、事前に托鉢させていただく各家々へ「お願い」と「勧財」に回ったのです。

(勧財=勧化、勧進、勧募などともいい、浄財を募ること)

推測はしていましたが、今年は大震災の影響もあって、勧財の依頼が非常に困難でした。それも無理からぬことです。

以前より感じていたのですが、龍川組内の托鉢方法が数十年来ほとんど変わらず、問題点を多く抱えたままなのです。

一つには、市内仏教会と本願寺派寺院が、同じ時期に、同じ地域を托鉢に巡ることにあります。

当然、喜捨される門信徒の方々は、嫌悪感を抱かれることでしょう。

そして、このままの托鉢方法では、門信徒の方々の僧侶に対するイメージが、なお一層悪くなることでしょう。

特に今年は、「記録的な豪雪」に加え「大震災」の影響などを踏まえ、「これまでの托鉢の有り方を問う良い機会」だと捉えていました。

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そこで今年は、私が布教に寄せていただく3ケ所のお道場さんに依頼し、「托鉢の会所」を引き受けて頂きました。

当日、法中方には、主事の車に分乗してもらい、各お道場さんでは、全員で巡回托鉢していただきました。

各お道場さんの方々は、お忙しい中を温かく迎えて下さり、托鉢では過分のご懇志を頂戴しました。

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この度の托鉢勧財では、市内各家々の皆様、そして、3ケ所のお道場さん、本当に過分のご懇志を頂戴し、誠に有り難うございました。

頂戴したご懇志は、龍川組の教化活動費として活用させていただき、また、ご懇志の一部を被災者義援金にもあてさせていただきます。

皆さん、本当に有り難うございました。

コメント

小威儀を肩にかけている方が多いですね
龍川組の伝統ですか?

御開山聖人はどうして小威儀を肩に掛けたのでしょうかね?

伝統というわけではありませんが、先輩方の姿を真似ているようです。勤式作法ではないと思います。
尚、本山の安居には肩にかける僧が多いようです。
動きやすくする為でしょうか…?
ご開山のお姿は肩にかけてありますが、理由はわかりません。
ご存知の方は教えて頂きたいです。

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