永代経法要
19日の夜より20日の逮夜まで「永代経法要」を勤めました。
今年度の永代経法要のご講師は、兵庫県からお越し頂いた佐々木大観先生です。
佐々木先生は「全国区の布教使」として、全国各地にご出講されている先生で、特に深川倫雄和上(山口県、本願寺派勧学)の薫陶を受けておられるすばらしい先生です。
夜の法座は、蒸し暑い中でのご縁となりましたが、佐々木先生の歯に衣着せぬ熱気あふれる語り口でのお取り次ぎに、遠近各地より参詣された皆さんは食い入るようにお聴聞されていました。
家の主と言われるものは、家族に大事な
お念仏を伝えていかねばならない。
お念仏は、地獄行きの私を必ず極楽浄土に
生まれさせる仏さまです。
どうか子や孫に伝えてください。
人は死んだら仏になるのでない。
人は死んだら死人です。
お釈迦さまは「人は願と行で仏さまになる」と仰り、
親鸞さまは「人はお念仏で仏さまになる」と仰いました。
皆さんはお念仏を頂いて
仏さまにならせていただきましょう。
もうあんまり長うないんやからね
間に合ううちに聞かせていただきましょう。
このように佐々木先生は、時には厳しく、そして、優しくご教化くださいました。有り難いご縁でした。
佐々木先生のご法話が、かなり響いたのか、平素あまりお聴聞されない方も、引き続き次の日もお参り下さいました。
有り難いことでした。
また、法座の間には、坊守の歌指導で「~~ひとりじやなかもんみ仏と~~」など、本堂いっぱいに参詣者の歌声が響き渡りました。
今年の永代経は、暑さで汗を流しながらの法要となりましたが、本堂内の皆さまは「法の雨」に打たれながらのご法縁でありました。
佐々木先生、そして、ご参詣の皆さま、本当に有り難うございました。
またどうぞお参りくださいませ。
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