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2011年9月 5日 (月)

三高のお婿さん

最近、実家寺でネズミの被害がひどいんです。

  ・収穫した新ジャガは食べる
  ・モミ殻も食べる

これらネズミの被害は、以前からからもあったのです。

先日、母より「何とかしてほしい!」と訴える、もう悲鳴にも似た電話がかかってきました。

いよいよネズミが台所にまで侵入し、それも母が大好物のバナナまで食べてしまったのです。

  前々から考えていたことだが
  一人暮らし母には、癒しの何かが、必要だ

  これは、いい機会だ、猫を飼おう!
  ネズミは捕ってくれるし、癒しにもなるぞ、一石二鳥だ

住職がそうつぶやいて間もなくことです。

有り難いことに「知人宅に子猫が生まれ、貰い手を探している」との情報が飛び込んできます。

そして、一見、悲惨な状況から「あれよ、あれよ」と話が進み、嬉しいことに「かわいい子猫とのお見合い」が決まったのです。

  ・母が猫を世話できるだろうか???
  ・猫は母に懐いでくれるだろうか???
  ・散歩はいいとしても‥‥餌は???
  ・トイレのしつけは????

などなど、心配事は山とありますが、「なるようになるさ」と見切り発車です。

これまた有り難いことに、知人は「そんな心配は無用」とばかりに、「寝床」から「首輪」、「かご」、「餌」まで用意してくださり、さらには「トイレトレーニング」まで済ませてくださっているとのことです。

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トントン拍子にご縁が整い、婿入り道具と共に、それはそれは大切に育てられ、「三高」のような好条件の揃った「お婿さん(猫)」が来てくれました。

初対面の母も、まんざら嫌でもなさそうな雰囲気で、私たちは一安心です。

猫も、初めての環境にしばらくはビクビクしていたのですが、すぐに馴染んでこのリラックスです。

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とても人懐っこい猫なのです。すぐ足元に絡むように寄ってきては喉をゴロゴロと鳴らし、私たちに甘えてくるので、モーたまらなくかわいいのです。

母性本能をくすぐられたのでしょうか、母もこの世話ぶりです。「そのうち母の寝床に入っているのでは」と想像しただけでも楽しくなります。

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今は、「母と住職、私の3人がかりで猫の世話」というより「猫に遊んでもらっている」といった段階ですね。

やはり、動物たちとの触れ合いは、心が和みますね。

猫は「クロちゃん」と名付けられ、スクスクと育っています。

さて、その後ネズミはどうなったのか?‥‥今のところ、台所に侵入した形跡はないようです。

ネズミは居なくなったのか?‥‥ホーント「クロちゃん効果」がすぐ出たようです。

(ネズミさんごめんね)