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2011年12月19日 (月)

明るく、清く、美しく

H中学校の研修会を参観してきました。

まず1時限目は、「立志式」です。

この「立志式」は、幕末の福井藩武士、橋本左内が15歳の元服に先立ち、五条からなる「啓発禄」なるものを書きしたため「指針」としたことによります。

これに習い、福井県では中学校の2年生の時に「これまでの自分を見つめ直し、今後の生き方に」ついて発表する「立志式」を行っている学校が多いようです。

昔ならいざ知らず、今「14歳~15歳」というと「まだまだ子供で‥‥」などと思ってしまいがちです。

ですが、今回、子供たちの「立志式」でのスピーチに触れ、そんなイメージはすっかり拭い去られます。

大人のこちらが背筋を伸ばしたほどです。それほど「子供たちの意気込み」は、力強く素晴らしいものでしたよ。

  • いつから大人は、「純粋さ」や「ひたむきさ」、「夢」、「希望」などを失ってしまったのでしょうか?
  • 反対に、「打算的」で「利己的」な心を身に着けてきたのでしょうか?

つくづく「子供たちから元気をもらったり、教わることが多い」と思う昨今です。

それは、1時限目の「立志式」でも肌で感じたのですが、何と言ってもその「極め付け」は、「立志式」の後での「発表会」でした。

その2時限目の発表会では、福井商業高校のチアリーダー部「JETS」の皆さんが、躍動感あふれる演技を披露してくれました。

この「福商チアリーダー部JETS」は、創部3年目にしてフロリダ州オーランドで開催された「2009年全米チアダンス選手権」に初出場し、高校チームパフォーマンス部門(30チーム出場)で総合優勝されました。

そして、今年の3月にも、2位以下に大差をつけて同じく「全米チアダンス選手権」で優勝されました。

そんな本場アメリカの最高峰の大会で「2冠達成」の快挙を成し遂げた皆さんの演技が、H中学校で披露されたのです。

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快挙の主役たち

そんな輝かしい実績を残された皆さんですから、「さぞかし幼い頃からダンスを‥‥」と思っていたら、意外にも「高校生になって初めてダンスをする生徒も多い」とのことでした。

ここH中学校の卒業生であるMさんも、そんなお一人です。

Mさんは、H中学校時代はバトミントン部で、卒業してから福商チアリーダー部に入部されたそうです。

そのMさんも、母校で後輩や、保護者たちが見守る中、華麗にダンスを披露してくれました。

  • 夢ノートに自分の目標や夢を書き綴り、それに向かって努力する
  • 夢は叶えるためにあるんだという強い意志を持って努力する

今回の「発表会」では、そんな「演技に託された大事なメッセージ」が、私の「心」と「体」にも響いてきました。

それは、当に「立志式」にピッタリの「発表会」でした。

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発表会の終盤では、H中学校の生徒もJETSの皆さんから簡単なダンスを教えてもらい、全員で盛り上がりました。

(ウ~ン、私たち大人も、もっともっと頑張らねば‥‥)