« 家庭法座 No.288 号 | メイン | 家庭法座 No.290 号 »

2014年6月 1日 (日)

家庭法座 No.289 号

手を合わす 心でつなぐ 和の世界

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

人類誕生以前から常に「生き残るための競争」ですし、「強いものが、弱いものを捕食する」というのが「この世の姿」です。

そんな姿を表現する「生存競争」とか「弱肉強食」という言葉があります。

それは、動物に限ったことではなく、植物とて一緒で、同じ個体であっても、成長の遅いものは淘汰されていきます。

私たちの周りでは、そんな世界が渦巻いています。

しかし、人間の親子では、夫婦では、兄弟では、どうでしょう?

はたまた、血縁関係のない友人や知人などでは、どうでしょう?

決して、子が親の餌食となったり、妻が夫の餌食となったり、他人から「餌」として狙われたりするようなことはありません。

ですから、「食うか、食われるか」という心配がなく、安心して暮らせるのです。

それが「和の世界」であり、その「和の世界」の土台は「信頼」で成立しています。

生死を争うことのない「ペット」や「家畜」などとの関係でも、そうした「和の世界」は築かれるのかも知れません。

ですが、人間として娑婆に生を受けたからには、「互いに『いのち』を与えられ、『生かされている身』であること」を自覚し、人生を歩んでいただきたいものです。

その自覚には「敬い」が必要で、「手を合わす心」から「敬い」は培われます。

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

Photo_5

今月の行事案内

・勤行教室 6月12日(木曜日)夜7時より
・常例法座 6月20日(全曜日)午前:人形劇 午後:法話

どなたでもお参りください。



コメント

この記事へのコメントは終了しました。